今日光市母子殺害事件の判決公判があった。被告の元少年に死刑の判決が下った。弁護団は即刻上告したらしいが、どうなるのか門外漢の私には判らない。
ただ二人の被害者の夫であり父である本村氏は私と同い年で、また事件が起きたのが私の娘が生まれた年と同じということもあって、どうしても氏に肩入れしてしまう自分がいる。
娘が生まれてから、実に沢山の事があった。私も病気になったし、家内も何度か入院をした。ごく普通の夫婦喧嘩もあった。幸せな出来事も、勿論沢山あった。そんなごく当たり前にあるべき喜びも悲しみも奪われた人の辛さというのは、筆舌に尽くしがたいものがあったろう。それに耐え、勤めて紳士的に振舞う氏の様子を見る度に、その裏側にあるであろう何かを感じていたたまれなくなった。
もう何が起ころうと、愛していた奥さんも、お子さんも帰っては来ない。そんな辛い現実を背負い、これからも生きていく氏には、せめてその重石が少しでも軽くなる未来が待っていてほしい。
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