1/05/2009

カフェと炊き出し。

 正月休みももう終わり、しばらくすれば仕事始めだ。憂鬱じゃないといったらウソになる、むしろ力いっぱい憂鬱であることを叫んでみたい気分だ。

 限られた時間で安らげる場所は無いものかと、最近改築した近所のベーカリーに行った。ここの一階は広々としたカフェになっている。初めてのお邪魔だったのだけれど、あまりに店内が小奇麗過ぎてびっくりした。以前はレトロを軽く通り過ぎているような歴史を感じさせる建物だったのに。

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 場所が今里新地のすぐそばなので、はっきり言ってまわりからは浮いているけれど、こういうところは近所に無かったので大切にしたい。コーヒーは普通に美味かった。

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 カフェ探しをしていて気が付いたのだけれど、カフェにいると二つの意味で安心する。お店の落ち着いた雰囲気に対してと、そういう場所にいられる自分に対して。今日明日の糧に窮する程の立場の人間はそんな時にコーヒーを飲まない。せいぜいネカフェのフリードリンク程度だ。そんなことを考えていると「いつまでカフェでくつろげるんだろう」なんて気にもなってくる。

 今東京で炊き出しを食べて、テントや厚生労働省の講堂で寝泊りしている人達だって、去年の今頃はまさかこんな風になるなんて思っていなかったろう。来年の自分が一服のコーヒーに癒されるほどの余裕があるか、正直自身が無い。サッカーだって観られなくなるかもしれない。個人の努力には限界があって、今の状態はその限界を超えているように感じる。いくら頑張っても無理ってシチュエーションが待っている可能性は、以前よりずっと増大している。それを何とかできるものか…。


 まあ今から考えてもどうなるものではないので、あまりネガティブにはならないようにしよう。来年の今頃もこいつらみたいに笑っていられるように。

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