1/14/2009

ゲバラを感じて。

 今年の元旦、私は家内と娘にせがまれて映画館に行った。毎年元旦はどのチケットも1000円均一という映画の日になっている、その上ろくな娯楽が無いものだから、毎年元旦は何か映画を観ている気がする。

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 それにしてもシネコンというのは有難い。家内と娘が「たまごっち」を観ている間、私は違う映画が観られるのだから。家内によると「作画はかなりのもの」だったそうだけれど、さすがに33になってたまごっちはなぁ…。

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 ということで私は一人別の映画を観ていた。ヒットした洋画だったけれど、正直あまり面白くなかった。

 それよりも私が気になったのは、予告編が流されていた「CHEチェ 28歳の革命」と「CHE39歳 別れの手紙」という二本の映画。ゲバラという名前を知っていた程度の私にとっては刺激的だった。


 そうして家に戻り、ゲバラを調べるうち、一つの事実と、一つの言葉に強く心を惹かれた。一つは、彼がニコンユーザーだったということ。彼は若い頃ニコン S3を使って沢山の写真を撮っていた。そのS3は今もキューバで保管されているらしい。

NikonS3big.jpg


 そして、言葉。彼は「ゲリラ兵士に必要な要素」として、こんな言葉を残している。

ゲリラ兵士に必要なのは
他人の頬がぶたれたとき
その痛みを感じることができる能力である


 およそ兵隊に必要とは思えない「他人の痛みを感じられる心」を「必要なこと」として公言した人を、あまり知らない。もし時間が出来れば、もう一度映画館に行ってみたい。

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