11/04/2010

岸和田祭写真展。363日眠った街。

岸和田に行ってきました。KOBOさんの写真展、勉強になりました。
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岸和田だんじり劇場、中では写真や映像の他にだんじりに使われる半被や提灯なんかがズラリと並んでいて、そこにいると血がガッガとたぎるような、不思議な気分になりました。
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だんじりのだの字も知らないような人間がこれだけ熱くなるのだから、お腹の中にいるうちから祭りの囃子を聞いて育った、なんていう地元の人にはもっとたまらないはず。実際来られる方は皆活きのいい風な人ばかり。女性でも気風がよくて、どこかに泉州の香りがする、そんな感じ。その意気がだんじりになると一層増すわけです。今はどなたも穏やかで、その年に二日の晴れ舞台のために、祭りの記憶をたぐりながら、静かに眠っているように写りましたけれど。
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KOBOさんは忙しく来る方来る方にあいさつされていました。
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物静かな方ですが、撮る写真はキレよく、熱があり、情に厚い。カメラを、祭りを愛しているから撮れる写真には脱帽しました。これはオレには撮れないな。


久しぶりの遠出だったので、KOBOさんに街の話を聞いて少し散策。岸和田って本当にだんじりの二日間のために何もかもを逆算して作っている。例えば道一つしたって、広くて、手入れが行き届いていて、気持ちいいものなのだけれど、それはだんじりが通りやすいように、怪我人が出ないようにということ。地元では有名なS字の路地など考えられないような手入れがしてある。他のどの街でも味わえない不思議な感覚、体験でした。
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古い町並みを抜けて岸和田駅の隣の蛸地蔵駅まで歩きました。岸和田駅は大きくてそれは立派、でもこういう少ししなびた駅もそれはそれで味があってよい。
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今日はいい一日を過ごせました。この街に感謝。

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