過ぎたるは及ばざるが如しと言うけれど、本当にその通りで、一度してしまった失敗や罪は、どう抗おうが消えることはない。スーパーマンでも無い限り過去に遡ることはできない。
扇原がナビスコカップ浦和戦でした行為は(もちろん最初にペットボトルを投げつけた人間がいなければ起こらなかったのだけれど)許されないものだ。そしてその記憶や記録は、多分消えないだろう。
それをプラスに変えるには、今日を変え、明日を変えるしか方法がない。それを扇原はしっかりとわかっていたと思う。だからこそ、今日の磐田戦、誰よりもアグレッシブに、それでいて誰よりも正確にプレーをしていた。2ゴール以外にも、前半には川口が間一髪で防いだミドルと、バー直撃のヘディングがあった。どれも素晴らしいアクション。
1点目を決めた時も、
2点目を決めた時も、
扇原はバツの悪いはずのゴール裏に向かって、何度も何度もエンブレムを叩き、かざし、叫んでいた。
それは過ちを認め、悔いていること。自分が心配をかけたチーム、スタッフ、サポーターに対して何ができるかをはっきりと気付いたことを、皆に、自分の心の中に刻みつけているようだった。
試合後、ゴール裏のサポーターに改めて「謝罪」をした扇原は、試合中よりも幼く見えた。
それでも、以前のような線の細さ、脆さの影は、もうどこにもない。扇原は失敗を糧にして、今日という日を作った。明日からも、彼にとって素晴らしい日が続くように。
おうぎはらたかひろ セレッソのNo,2 熱いそのハートで 勝利へ導け
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