とても小さなものでも、光のあて方でとても大きな影ができる。童話なんかでよく影を怪物に見誤るなんて話が出てくる、あんな感じ。
西中島というものは、サッカーや写真というものから光があたった時にできる、自分の影で、影が大きいからといって本体がでかいわけでは決して無い。
時々「ブログ見ています」と言っていただけて、とても嬉しい。ただ、その人は西中島を見ているのであって、本体を見たり触れたりしたわけではないので、西中島ではない自分は、少し戸惑う。
いやいや、本当の自分というものは、もっと小さくて、卑しくて、力のない人間ですよと。たまたま、文章やイラストや写真ができるだけで、もっと思慮深く、愛情を持ってセレッソに接している人がたくさんいるんですよと。その人達にはペンもカメラも無いから、なんにも記録になっていないだけで、ずっと大変なんで。
だから褒められたりすると、悪い気になることもある。もっと頑張っている誰かに対して、すまないなと。オーナーズシートのクッションを試合後にいつも片付けている人、自分の席のまわりだけではなくて、カテゴリの隅々までゴミを拾う人、汗をかき、涙を流して声援を送る人、一人ひとりが、セレッソのファミリー。
セレッソだけではなく、他のチームでも、名も出さず、姿も見せず、献身的にチームを支えている人がたくさんいて、そういう人達がいるから、サッカーは面白いと言える存在でいられるのだと知っている。なので本当に戸惑うのだ。
こうして文章を書くことで、そんな市井の人達のことに気づいてもらえたら嬉しい。
ああ、明後日はもう磐田戦か。バスツアーで行きます。長居を7:15に出て、昼間に到着とある。老体には厳しいけれど、それなりに楽しんでくるよ。
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