7/14/2015

こそっと札幌戦の撮影が大変だった件【写真の話だけどとりあえず読 め】#cerezo #photo #diary

大分戦、ずぶ濡れになった愛機D600の背面液晶がおしゃかになった。慌てて西梅田のニコン修理センターに駆け込んだが、大規模な故障で3万数千円が吹っ飛ぶ予定だ。新機種になると14万とか18万とかになるから、まだ助かったほうだけれど。


それで、札幌戦はD7000という一代前の愛機を引っ張り出してきた。どこぞの誰かにやったかと思っていたが、なんの因果か手もとに帰ってきた腐れ縁の機体だ。

詳しい方ならご存知かと思うが、D600とD7000ではセンサーサイズが違う。簡単に言うと同じレンズを使ってもレンズの距離が1.5倍伸びてしまう。最近使ってる80-400のレンズなら120-600という超望遠レンズに化ける。


サッカーの試合は広いピッチを一台のカメラで撮らないといけない、なので超望遠の方が撮れる範囲が広がるのはいいことだ。けれど、いつもの調子で撮ろうとすると感覚がズレてしまう。選手の全身を撮るつもりがバストアップになったり、思っていたよりガツンと寄ってくる。これは精神的に疲れる。


安全策は少し引いて撮っておいて、後から必要な部分だけトリミング(切り取る)することだ。けれどD7000は5年前の機体で、ナイトゲームのような暗所ではノイズがたくさん出る。なのでできるだけ寄りで撮って、全体をバランスよく捉えないといけない。

これを前半後半45分、計90分間続けるとクタクタになる。撮影枚数約2,500枚、「アタリ」の写真が思ったより多くて安心したものの、疲労は2倍くらいになった。


ただ、得たものも多い。フルサイズのD600だと、たとえ80-400でもヤンマースタジアムは厳しい(陸上のトラックは邪魔者以外のなにものでもない)。なのでD7000の後継機であるD7200あたりで撮ってみるのは悪くないかも、とか。また11万くらいお金が吹っ飛ぶからおいそれと決断できないけど。昼の試合ならノイズは少なくなるからD7000でも悪くない。

もうひとつ、80-400やシグマの17-50のようなデジタルカメラに最適化されたレンズだと、5年前のカメラでもそこそこ戦える。やっぱりいいカメラといいレンズでは、いいレンズのほうが価値がある。たとえ23万とかかかっても。


カメラの使い分けやレンズの真贋なんて普通のサッカー好きならあまり興味のないことかもしれないけど、やっぱりいいものを残したいという人もいるだろうし、備忘録代わりに残しておこう。

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