7/20/2015

舞洲で焦げながら考えてた。 #photo #diary

人生最悪の一週間だったかな。13年前親父が死んだ時だってこんなに酷くはなかったよ。あと、あんなに好きだった名古屋がキライになった(笑)


でね、なんか気だるくなって調べ物とかしてて、「ミニマリスト」って言葉を聞いたんだ。最低限のモノだけを持って生きていくってスタイルの事らしい。これは、人間関係でも作れないかなとか考えてた。

多分俺は、人と関わるのが苦手、人の意をくむのが苦手。なら、関わる人間をミニマムまで落とし込んだら楽じゃないかなって。


結論からいれば、俺に必要なのはひとりだけって事になった。娘はまだ学生だけど、私立の芸術系大学に通うだけの学費はプールしてるし、残りの家族も、まあそれなりに生きてる。それ以外の関係ってなんだろうねえ、いらねえやって。


そう思う時、俺はエヴァ・ブラウンやジャクリーン・ケネディを連想した。

エヴァ・ブラウンは、ヒットラーと結婚した、死ぬ三日前に。ヒットラーなんて人間のそばにいるのは常人には耐えられない、自殺した女性もいる。それでも、エヴァはヒットラーの側にいた。西からアメリカやイギリス、東からはソビエトの軍隊が迫り、破壊されつつあったベルリンで、それでも地下壕の中で指輪の交換をし、死する時まで伴侶となることを誓った。三日後、彼女は夫にならい、命を絶ち、ガソリンで肉体を焼いた。

ジャクリーン・ケネディはケネディ大統領の伴侶として、ファーストレディーの名に相応しい立ち居振る舞いをした。マリリン・モンローが悩ましげな声で「Happy birthday Mr.president」と歌った時も、平然を装った。ダラスで夫の脳漿が飛び散った時、それをかき集めて彼の頭蓋に詰め込んだ。その血で染まったドレスを脱ぐこともなく、副大統領と最低限の執務をこなした。


あともうひとつ。日本人の三割くらいが「Yes」と言えば総理になれる。常任理事国が「Yes」と言えば事務総長になれる。50万人が「No!」と言えばひとりの黒人牧師の演説の為に、ワシントンの広場が人で埋め尽くされる。そんな衆目を集める人になりたいなという時期もあったけど、やっぱりやめた。

俺はそんな風にはなれないし、もうなりたいと思わない。イエスマンなんていらない、そんなの居心地が悪いだけだ。


ひとり、たったひとり、俺の隣に誰かいればそれでいい。好きなことを言い、好きなように振る舞っても、最後に隣にいてくれるひとりがいれば、それでいい。それが、俺のミニマムかなと。


でもさ、それがきっと難しいんだよ、大変なんだよ(笑)この一年でようよう分かった。

それでも、俺は俺のミニマムに続く道を歩きたい。わずらわしい想いも、気まずい空気もない、穏やかでシンプルな場所。きっと、どこかにあるっしょ。無けりゃ作るしね。

そういう事なんで、これからもよろしく頼む。残りの人生が、シンプルで美しいものであるように。


文章つまんねえから、写真多めな(笑)

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