12/21/2015

セレッソを伝えるために気をつけたこと、2015年版。 #cerezo #セレッソ #セレッソ大阪 #j_toku #JLeague #photo #diary

今年の全日程が終了して、くっすんも無事に送り出すこともできた。もう舞洲に行くこともないだろうし、今年の個人的なまとめをしようと思う。ちょっと早いけど。


今年一年はセレッソを徹底的に追いかけようと決めた、ホームもアウェイも行けるだけ行ったしバカみたいに舞洲に通ったりもした。舞洲に通うのはまあ大丈夫なんだけど、遠いアウェイとかは来年厳しいだろうな。多分行けても今年の半分か3分の1くらいだと思う。その話はまたの機会にするか。

愛媛の遠征は楽しかった!また行きたいな。

そこで見たもの、感じたこと、出来るだけ出来る限り伝えようとがんばったけど、どうだったのかな?自分の中では体力的にも結構ギリギリだった。カメラとレンズ二本、ノートパソコンを背負って行脚するなんて、一生のうちでそう何度も無い経験だろう。それで、分かったことがたくさんある。特に情報発信という意味で。


アウェイの試合ではその日のうちに写真の補正、現像を終えて、その日のうちに記事をアップするように心がけた。試合の撮影枚数はだいたい1200枚~2000枚くらい、その中で「当たり」は90~120枚くらい。全部に目を通して補正をするには3時間位かかる。その間にボーッとブログの記事のあらすじを考えておいて、1時間かけてえいやあと書く。夜7時キックオフなら夜9時に試合が終わり、移動と風呂、食事で10時過ぎ、終わるのは夜中の2時くらい。

曜一朗が舞洲に来た時は速報性重視。

作業自体は早いほうだと自覚しているけど、Twitterや他のSNSを利用している人はこの時間も待っていられない。「今の情報」を欲している。カメラでキッチリ撮ったものでなくても、スマホでもいい、画質重視ではなくて今起こっていることに興味を示している。Twitterアカウントを持っていて、カメラにWi-Fiユニットまでつけて画像をバシバシ発信しているのにはこういう理由がある。

画像が荒くていい理由はシンプル、SNSにアクセスする人の殆どがスマホで閲覧しているからだ。俺がブログを始めた10年前は携帯に最適化するなんて考えは無かった(全体の2割くらいだから)。今は閲覧者の6割7割がスマホだ、スマホが見やすい縦構図の写真を入れたりしているのも同じ理由。日帰りの遠征の時はスマホに取り込んだ小さな画像とフリック入力で書いた記事を載っけたりもしている。それで十分事足りるのだ。

縦構図は難しい……。

ただし、一方で「ものごとをじっくり検証する」という発信方法もちゃんと大切にされている。今はとにかく情報がたくさんある時代なので、玉石混交でなにがどうなっているのか受け手が混乱することがある。そういう時に受け皿になるのが「まとめ」系のサイトなのだと思う。「セレッソ大阪を分析するブログ」さんなんかも、こっちの典型だ。

また、さっきはキッチリ撮らなくてもいいと言ったけれども、キッチリ撮ったものは別の方面で需要がある。写真でも「記録」として残されるものと「作品」として残されるものがあるということ。大事なゴールシーンとかなら多少ブレてても「記録」として出すべきで、たとえ凡庸な競り合いでもよく撮れたと思うものはブラッシュアップして「作品」に仕立てるべきなんだ。

こういうのは記録。

こういうのが、作品、かなあ。

セレッソはJリーグの中でもSNSでの発信にかなり気合を入れている方だ。TwitterFacebookInstagram、スタッフさんが日々苦心して更新をしているのが分かる。それでも今持っているカメラは入門機だし、望遠レンズとかもまだまだ脆弱で、キッチリした写真はプロの方から提供されるものを待つ必要がある。このスタッフさんが出す写真と、プロの方が出す写真の間に、俺の写真や他の方の写真が潜り込む余地がある。スタンドから見た風景や動画なんかになると、いよいよ公式ではカバーしきれない。

サポーターを支えるのも、サポートだと思う。

後に続くサポーター、共に戦っているサポーターが知りたい情報を漏れ無く出していく。自分たちのモチベーションを上げ、よりよく戦える環境を作る。そのためにはまだ自分たちが存在する意義は多分にある。だから若い人で文才や写真の技術に長けている人はドンドン参加して、セレッソという「文化」を豊かなものにしてほしいと願う。

アウェイの「うまいもの」は数少ない癒やし

これ、言うは易し行うは難しというヤツで、俺みたいな「孤独な偏屈」にしかできないサポートなんだ。試合が終わったらサポ仲間と打ち上げに行くでもなく(そもそも俺の場合は呼ばれてないけど)真っ先に家かホテルに戻って画像を取り込み、せっせとモノを作らないといけない。さもないと騒いだ時間分睡眠時間が削れる。土曜開催のJ1ならそれでもいいけど、日曜開催のJ2なら月曜日がヤバい。それでもよければがんばって!!

曜一朗が持ってるのが広報さん用カメラ、多分EOS Kiss。

とまあ、ここまでつらつらと書き進めてきたんだけど、こうまでして頑張った画像やら文章やらをサクッと盗用されると精神的にへこむのは分かってもらえたろうか?Twitterのヘッダー画像とかアイコンとか、そういうのはそのまま使ってもらって構わないんだけど、アフィリエイターのお金儲けのために盗用されたり、俺が撮ったぞ!みたいなしたり顔で丸パクリされるとキツいんだな。

写真と文章は虚業の世界だ。モノとして残る実業とは違って、簡単に奪ったり盗んだりできる。善意による橋渡しならまだいいけれど、悪意や思慮のない転用はモノ自体を腐らせる。絵を描いている知り合いとかは言っただけで「分かる」と膝を叩いてくれるんだけど、まだまだリテラシーが高くなったとは言えないね。

自分自身がサッカー自体の、Jリーグ自体のお目こぼしで創作できているからこそ、そのあたりはカチッとしておきたい。来年は特にそうしようと思うよ。

今年一番いい写真。1月に撮ってついぞ超えられなかった……。

来年は参戦できる試合数も減るだろうし、その中でいいものを作る「作品」とか「まとめ」寄りにシフトできたらいいなと考えている。ちょっと形が変わるかもだけど、どうかご贔屓に。それでは。

1 件のコメント :

  1. こんにちは。いつも拝見しております。

    「若い人で文才や写真の技術に長けている人はドンドン参加して、セレッソという「文化」を豊かなものにしてほしいと願う」という所に共感します。

    なかなかグレーな行為(写真を撮ること)である事は間違いないですが、一線を越えない範囲で。。

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