復帰戦となったアウェイ熊本戦、玉田圭司がリラックスさせる |
年末、戦力補強のクリスマスプレゼントが来るかと思っていたけど空振り。お歳暮でもいいぞと思っていたら逆に染谷悠太の京都への完全移籍、そして吉野峻光の甲府への完全移籍が発表された。
二人とも、戦力としても人としても尊敬できる存在で、だからたくさんのサポーターに愛されていた。だからこそ、ケガだからとか、いいオファーだからとか、そういう理由で手放してほしくなかった(無論、最大限の留意はしただろうけれど)。
移籍を歓迎しない理由はもう一つある。「血の入れ替え」が激しすぎれば、セレッソというボディには激変が起こる。その変化に慣れるまでに時間がかかる。スタートダッシュの勝点3も、終盤の勝点3も、価値は同じ、ならば早目にチームの型を作ってしまって、追われる立場になった方が楽だ。
今年の攻撃陣は、前半ディエゴ・フォルラン、カカウ、パブロ、関口訓充を中心に回っていた。中盤にかけてはエジミウソンが重用され、終盤にかけてはディエゴ・フォルランとカカウのところに玉田圭司、田代有三が入った。ディエゴ・フォルランと玉田圭司はプレースタイルが違う、カカウと田代もそうだ。それを修正するのにどれだけ時間がかかったかということ。
その愚行を二年連続で続けることがどれだけのリスクなるか。外国人ボランチ、前線にも二枚、杉本健勇と丸岡満の復帰も決まり、柿谷曜一朗が戻ってくるというウワサもある。豪勢ではあるけれど、あまりに変わりすぎてしまってこれがフィットするのかという不安も多い。
ただでさえ、ボランチとしてチームの核として奮闘した山口蛍、最終列からのフィードに長ける染谷を失うのだ。そこにパサーである吉野まで失うのは厳しい。ボールがうまく回らなければ、6億円のFWだって活躍することなんてできないんだから。
セレッソは、来期も安心できない「ドラ息子」になりそうだな。ああ、しこたま稼いでまた遠征したいよ。そんじゃね。
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