ヒトラーは祖国の敗戦と、惨めな戦後と、自らの未来の暗さとを見た。きっとこんな世界は間違っているって、思ったんじゃなかろうか。そうして混沌が始まったんだ。
現代に生きる私らは、そんな過去の悲惨な歴史を見て、今に生きている事を感謝する。というか、させられてきた。本当はそんな事全然無いのに。
昨日も仕事が遅くまで続いていた。オリンピック代表が香港代表と試合をしていたのを知ったのは、試合が終わって2時間くらい経った後だった。それでも会社では早く帰られたほうだ。
必死に頑張って、休みも返上して、滅私奉公していても、とりあえず生きていくのが精一杯。家族とすごす時間が欲しいはずなのに、その家族を養う為に、家族と離れて夜遅くまで頑張っている、そんな人が沢山いる。それなのに、暮らし向きはあまり良くなっていない。
どうやら大阪が都市部では日本で一番悲惨な状態らしい。「大阪民国ダメポツアー」さんところでもブログを書かせていただいているから言うのではない。実際そうなんだ。べらぼうな数のホームレス、日雇いの労働者、非正規雇用者、そして彼等を搾取する役人や、そういう人達。さらには彼らに歯向かい、抵抗する活動家。それに一攫千金を狙い、安い賃金で働く外国人。少し前まで「普通ではない」と思われていた人々が、この狭い街にぎっちりと詰め込まれている。
この街を守って、再生を期待するよりも、一度ぶっ壊れて、一から作り直したほうが手っ取り早いのかな、なんて馬鹿な事さえ考える有様だ。
突然3000人の住民票を消し去って、積み立てていた年金さえチャラにしようなんて突然言い始めたり、スタジアム清掃の僅かなお金は出せなくても、全面改修の為に土建屋に渡す億単位の金は出せるなんて役人の言い分なんて、聞きたくない。
私はバブル崩壊という「第二の敗戦」と、惨めな氷河期と、自らの未来の暗さとを見た。きっとこんな世界は間違っているって思っている。3/2には何かありそうだし、そこから混沌を始めても悪くない。
参考リンク
http://www.mainichi-msn.co.jp/kansai/news/20070226ddf041040010000c.html
http://www.janjan.jp/area/0702/0702260700/1.php?action=table&msg_article=60701
http://weekly-onn.jugem.jp/?eid=730
面白いじゃん。
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