3/07/2008

西中島も育成型人間です(ウソ

 某所で後輩が出来た。家内と同い年なので青年というわけではないけれど、結構若い風体の男の子だ。いろいろと雑多な仕事をこなさねばならないので、その度各担当がマンツーマンレッスンをするのだが、これが難しい。

 別段その子のスキルが低いとか、そういうのは無いのだが、仲間内では「人を育てる」というノウハウが完全に欠落していて、それぞれの業務のマニュアルも無い、マニュアルを作る前に仕事の仕方が変わっていたり、マニュアルに出来ないような、その場その場の感覚で決めなくてはいけない事がやたらと多いのも一因だが、怠慢と言えば怠慢か。

 私は何の根拠も無く「誠実にコツコツと教えていれば、後輩は必ず付いてくるもの、我慢して成長を待とう。私はそれが出来る」と思っていたんだけれど、全然ダメだった。仕事を教えていると「ああ、自分でしてしまったほうが早いよな」と身も蓋も無い事を考えたり、少しもたついただけでモヤモヤとした気持ちが出てきたり、とにかくスムースにいかない。


 それでも人を育てる大切さは、身にしみて感じている。そういう気持ちを持っていた先輩方がいなければ、新人だった私は今まで生きてこれなかっただろうし、目先の物事一つ上手くいかなかったからといって投げてしまうようではいけない。

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 セレッソも「育成型」を謳っているわけだけれど、サポーターも長いスパンでものを見なければいけないのかもしれない。パスミス一つでブーたれているようでは伸びる芽も伸びないだろう。人生の中で一度もゴールを許さなかったゴールキーパーも、シュート決定率100%のストライカーも、負けたことの無いチームも無い。別に全ての失敗に寛容であれという訳ではない、アマチュアならともかく、セレッソは歴然たるプロサッカークラブなのだから、あんまりな事はあんまりだと言った方がいい。ただあまりにも「ルナティック」なバッシングはチームにとってプラスの推進力にはならないだろう。

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