えーっと、とある方と話が盛り上がって、我流の写真講座をすることになりました。だってさー、ドイツ行くらしいんだもんよ、シンジ撮るっつーんだもん。失敗してもらわれたら困るんです!ハイ!!
なのでこのカメラ講座は偏ってます。失敗しないために芸術性とかは殺します。スタジアムでいい写真を撮ってもらうためのテクニックだけ、自分が勝手に身につけた技だけをお教えします。それでよければお付き合いしてね。
まず第一に、いい写真を撮るためには光と仲良くすることです。
光の量、質、方向を理解して、それに合わせた設定をすれば、失敗しないです。
今日はシャッタースピード。関係するのは光の量です。
写真に像を残すには、決まった量の光が必要です。よくコップと水の関係に例えられます。
天気のいい昼間では光がタップリとあるのであっという間にコップに光がたまります。なので一瞬を簡単に捉えることが出来ます。そんな時は特に設定を気にせず撮影してください。
問題は街灯や照明しかない夜、なかなか光がたまりません。
なので昼の設定のまま夜写真を撮ると、シャッタースピードが落ちて被写体がブレブレになります。
なので、カメラの設定を変えてコップを「上げ底」してあげます。関係しているのはISOと、絞りと、露光です。この3つの設定を変えて、シャッタースピードを早くします。
一般に、1/焦点距離 秒だと被写体がブレない、と言われています。50mmなら1/50秒、300mmなら1/300秒あればいいわけです。
ところがややこしいことに、レンズに書かれている焦点距離はAPS-C規格のデジカメでは1.6倍になります(このあたり説明がややこしいので省略。キヤノンは1.6倍、ニコンは1.5倍、フォーサーズは2倍、APS-Hは1.3倍、フルサイズは1.0倍です)なので例えばキヤノンのKissに300mmのレンズをつけた時は300×1.6ですから1/480秒以上のシャッタースピードが必要になります。
まずいじるのはISO感度。これを先程計算したシャッタースピードになるまで上げましょう。今のデジカメなら1600くらいまで上げても大丈夫だと思います。
絞りもナイトゲームの時は開放でいいと思います。細かい説明はパス(汗 レンズに書かれている一番小さい値まで「F値」を動かしましょう、苦肉の策です。
それでも厳しい時は露光の値をマイナスに動かします。あまり動かして-1.0以上にすると暗い写真になって後で泣きそうになるので-0.6くらいまで。
もしこれで十分なシャッタースピードを稼げない時は、泣いてください。それがカメラとレンズの限界値です。あとスタジアムが暗すぎです。ドイツのスタジアムはそんなに暗くないはず、多分。
これでとりあえず「ブレ」対策は完了です。次はまともな色味になるようにしてみましょう。ホワイトバランスというやつです。また明日。
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