10/03/2006

長居改修問題 べっぴんさんになってこいよ。

 小さな頃から、何故だか「万物に魂が宿っている」という観念をずっと持っていた。だから例えば「冷蔵庫を買い換える」なんてのは、私にとってはとても辛い事だった。

 もうボロボロの冷蔵庫、なかなか冷えないから氷なんかすぐに出来ないし、中のものもいたんでしまう。親父と新しい冷蔵庫を物色するのに電気屋まで行って、新機能がバシバシついた、大きくて中も広い冷蔵庫を見たりすると、もうこれに買い換えようという話になる。

 当時は即日配達なんてなかったから、それからも暫くオンボロ冷蔵庫を使っていたりするのだけれど、いざそうなると、いろんな思い出がフラッシュバックしてくる。

 作ってもらったかき氷を妹と一緒に食べた事や、毎日母親がその冷蔵庫いっぱいに食べ物を詰め込んでいた事を思い出す。何年も何年も、本当にボロボロになるまで、この冷蔵庫は我が家の為につくしてくれたのだ。それを思うと、なんの礼も言わずに引き取られるのはどうしても忍びなくなって、夜にこっそり「今までありがとう」って言ったりしていた。

 30を過ぎてもそういう性格は治らないようで、一昨日はなかなかスタジアムから出られなかった。今年最後の長居、次に出会うのは来年で、その時の長居は、今と違った姿になっている。どうして平気でいられようか。

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 長居には、セレサポのいろんな気持ちが詰まっている。私自身もいろんなシーンを、このスタジアムで観てきた。アキの7分ハットも、1-9でボロ負けした磐田戦も、真中さんの3分ハットも、モリシのワールドカップでのゴールも、2000年と去年の涙をのんだ試合も。

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 そういえば去年、大分戦の後、みんなでバスに入っていく選手一人一人に激励した事とか有ったね。

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 今年になってSBにピンクの幕をはるようになったり、ダービーの人文字用のボードを準備したりして、自分と長居の距離がより近づいた気がする。

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 写真に撮ってると判るけれど、長居の屋根は良い。何がどう良いのか説明し辛いけれど、とにかく飽きない。

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 辛い時でも、長居に来れば楽しい気持ちになれた。サッカーを観ていれば幸せってのも、単純かなと思うけれど、やっぱり、長居はいい。


 今年買い換えたばかりのデジカメで、今の姿を少しでも沢山撮ろうとあちこち動いていたら、通算が丁度1000枚になっていた。

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 暫くの間お互い大変だけれど、頑張ってな。いろいろしてくれるみたいだから、べっぴんさんになって、来年待っていてくれよな。

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