6/17/2007

オレ達の長居。

 スタジアムってのは、とてもいい場所だ。いつだって、心動かされる何かがある。だからどんな事があっても、スタジアムに通う事だけは止められない。というか、スタジアムがあるから、生きていけている。

IMG_29770101.jpg


 10年前、長居スタジアムが美しく生まれ変わった時、試合を観に行こうとデートに誘ったのが、今の家内。フリューゲルスとのPSMで、前園のコーナーキックの美しさがやたらと印象に残っている。

 7年前、喚起の瞬間に後一歩という時、悲しみ包まれたスタジアムも忘れられない。満員なのに、応援が上滑りしていて、あそこにいた全員が、どこかテンパっていたように思う。今思うとこういう大一番をモノに出来ないチームカラーは、あの時に出来上がってしまっていたのかも知れない。

 6年前、鬱病で人生のどん底にいた頃、勇気付けてくれたのもスタジアムだった。そこに行けば、歓声が聞こえた。感動があった。冷たくなった血が、少しずつ暖かくなっていくのを感じた。真中さんの3分ハットと、その時舞った円盤型の団扇の様子は、今でもはっきり覚えている。

 5年前、街にワールドカップがやって来た。チュニジア戦、皆が青いユニフォームに身を包む中、私は桜色のユニフォームでスタジアムへと向かった。森島がゴールした瞬間、頭か心臓がどうにかなって、死んでしまうんじゃないかってくらい、嬉しかった。家内は喜びのあまり隣にいた人の足を踏んづけたらしい。

 その年はJ2暮らしだったけれど、この年の新潟戦が、私の中でのセレッソのベストゲーム。満員とまでは行かなかったけれど、スタンドとピッチの一体感、興奮、歓喜、全てが完璧だった。

 05年、もう一度やって来た、優勝のチャンス。あと3分持ちこたえていられたら、もう少し違った今があるのかも知れないけれど、あれはあれで貴重な体験だったと、今になって思える。優勝できなかったから悔しいってのは、随分贅沢なもんだよ。


 沢山の思い出が詰まったスタジアム。ようやく、まだ二試合だけだけれど、あそこに行けるんだよな。嬉しくて、まだ一日前なのに眠くない。

 新長居スタジアムはガス火もOKという事で、屋台が出るそうだ。スタメシが美味くなれば、もうハードとして完璧だ。阿以栄さんのキャンペーンとかぶるけれど、カツカレーくらい二杯ずつ食べるように(笑

 それから当日はビッグフラッグも出る。SBでも最低一枚出る様子。手伝える人はご協力お願いします。勿論私もなんかします。

IMG_34140101.jpg


 私の人生の一部と言っても過言じゃないこのスタジアムで、セレッソのサッカーが観られる、これ以上の喜びは、娘が生まれた時くらいなもんだ。楽しみにしている人は多いと思う。それに応えられるように、サポーターもチームも全力で行こう。


「オレたちもやってやろうぜ!WE ARE CEREZO!」


0 件のコメント :

コメントを投稿