7/13/2011

ホタルノヒカリ。

今年、セレッソで一番伸びたのは螢だと感じている。
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以前は、少なくとも2年前、J2にいたころの螢は、ボランチのポジションに「いるだけ」の選手だった。勘所がわからずに、ピッチをさまようばかりだった。

それが経験を積むことで、少しずつだけれども、確実にいいプレイヤーに変化してきた。去年終盤、胃の痛くなるようなACL出場権争いの際にも、安心して送り出せる存在になった。


今年はアマラウが抜け、ボランチが手薄になると思っていたが、中後がチームに加わり、また3シャドー候補のキム・ポギョン、倉田にボランチとしての適正があるとわかると、出番が回るまでに時間がかかった。ライバルの黒木や藤本の存在もマイナスだったかもしれない。


ただ、リーグでの経験、国外で世代別代表としてプレーした経験が、螢を確実に強くしていった。次第にポジショニングが安定してきて、相手が嫌なところに顔を出すようになってきた。運動量が豊富というわけではないけれど、うまく動いて、危険の芽を潰している。これに持ち前の展開力が出せるだけの余裕ができれば、化ける。


明日はそんな螢にとって大事な試合。マルチネスのケガ、中後の出場停止が重なり、先発出場の可能性が濃くなってきたからだ。

でも、心配はしていない。それくらい螢は成長しているよ。去年は丸橋が大ブレイクしたけれど、今年光るのは、螢のはず。長居の空に、ホタルノヒカリ。

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