最近の播戸は神がかっている。
1試合あたりの平均得点が1.9点、シュート決定率が40%。とんでもない数字だけれど、これは偶然ではなくて、日頃の練習だったり、チームの中でのコミュニケーションだったり、そういうところを怠らずにコツコツしてきた結果。
ここでひとつ個人的な話をさせてもらうと、昨日の仕事は散々な出来で、制作に無理をさせない進行を目指していたのに、結果として仕事に関わる全員をクタクタにさせてしまった。
その時に感じたのは、自分一人では何もできないということと、みんなで心ひとつにすればなにかができるということ、そしてそのためには気配りがとても大事だということ。播戸は、それがとてもよくできている。
播戸は一人で強引な突破をしたり、個の力でゴリゴリ押していく選手ではない。まわりの作ったチャンスを確実にモノにするストライカーだ。なのでゴールするためにはまわりとの関係がとても大事になる。清武、酒本、それからファビオ・ロペス。彼と絶妙なハーモニーを奏でるチームメイト達は、プレー以外の部分でもとても仲がいい。
ファビオ・ロペスは前線でのチェイシングの時、ボールを持った時、必ず播戸を見ている。試合後の写真を整理していても、いつも仲良くしているのはこの二人だ。
遠い異国まで来た20代の若者にとって、親身にしてくれる兄貴分の存在はどれほど頼もしいのだろうか。そういう気配り一つで、人はやる気になったり、逆に挫けてしまったりする。俺に一番足りない部分だ。
体をはって、誰よりも前に立って、強い風に耐えられる強さも羨ましい。
播戸にはなれないけれど、播戸のようになりたい。人に生かされ、人を生かす、真面目で気が利く優しい人になりたい。そうして自分が幸せになったら、周りの人を幸せにできたら、どれほど素晴らしいだろう。
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