いたたたた。
丸橋がケガをした、全治四週間だそうだ。
そもそもセレッソは(というかたいていのJ1チームは)どのポジションにもリザーブがいて、2チーム組める編成にしているんだけれど、左サイドバックは開幕時から児玉がケガで出遅れていて手薄だった。
そこに来て丸橋の離脱は痛い。
代役探し。
仙台戦では黒木が急遽左サイドバックに入ったけれど、応急処置という体で、あまり機能しなかった。児玉がケガから戻ってきたので児玉を使うか、黒木で行くか、迷う所ではある。
もう一人、舩津も左サイドができるが、スタメンは難しいだろう。
それは舩津が力不足だから、というわけではない。左サイドならサイドバックもボランチも2列目もできる選手がベンチにいれば、それだけ他のポジションのスペシャリストを入れられる。その器用さが、セレッソで求められていることだから。
そもそも求められているものはなんだ?
バランスを考えれば、ベテランで左サイドのスペシャリストである児玉を選択するべきだろう。しかし、今停滞しているセレッソの攻撃を活性化させたいならば、しばらく黒木の左サイドが見てみたい。
丸橋はもともと2列目の選手、攻撃的で精度と破壊力がある左足が武器。
それに加えて、清武、キム・ボギョンにタテにパスを入れて、攻撃の橋頭堡を作る大事な役割も持っている。セレッソの左サイドには中盤の選手に匹敵するゲームメイクのセンスが必要なのだ。ボランチが本職で2列目もしてみたいと標榜していた黒木をあの位置に持ってきたのも、そういう意図があったからだろう(と、勝手に推測している、詳しくはソアレス監督に聞いてくれ)
黒木がレギュラーチームにフィットするまでには時間と経験が必要だろうが、ここで彼がうまくやれれば、セレッソのチーム力は格段に上がるだろう。去年山口螢や扇原がブレイクした時のように。
待たれる「レジェンド」の復調
そして、黒木が左サイドで機能するには、清武の復調が絶対条件になる。
今年のセレッソはレヴィーの頃と違い、シャドーが激しくポジションチェンジを繰り返したり、狭いスペースに密集することはない。むしろサイドに張り出すことの方が圧倒的に多い。
なので3シャドー同士のパス交換よりも、同サイドの選手同士のコンビネーションが大事になってくる。左サイドバックから見て右手後方は扇原、そして前は清武だ。
清武が川崎戦の柿谷と見せたような、息のあった連動を他の左サイドのプレーヤーと果たせるのであれば、 左サイドバックの負担は大きく軽減される。
今節のナビスコカップ、セレッソは試合が組まれていない。それが良い方に転がるか、悪い方に傾くか。大宮戦は大事な試合になったな。
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