明日は代表戦で、長居スタジアムではもう待ち列の整理が始まっているそうだ。明日の今頃は、スタンドがサムライブルー一色に染まっているだろう。
セレッソは長い間、長居スタジアムの「大きさ」に悩まされてきた。だいたい平均動員がJ2の頃で数千人程度、J1でも15000人程度だったから、緩衝帯を省いても40,000人入るこのスタジアムは、明らかにオーバースペックだった。
今は育成に回っている宮本さんが、ウルトラCでキンチョウスタジアムを整備したのも、この箱の大きさのミスマッチを回避するためだった。
しかし、若手が次々にブレイクし、柿谷曜一朗、山口螢が代表に選ばれ始めた最近は、勝手が違ってきている。
前節の川崎戦は、アウェイが3割程度の入りであったにもかかわらず、30,579人の観衆が集まった。夏休み最終日とはいえ驚異的な動員だった。
ただ、これが「セレッソ」というチームのブランド力によるものなのか、柿谷や山口の個の力によるものなのか、検証してみる必要がある。
去年も「ラスキヨマッチ」やダービーのように「瞬間最大」を叩き出すことはできていた、けれど、それが何節も、何年も持続することはなかった。それではクラブ全体を大きくすることはできない。地盤がしっかりしていなければ、スタッフを増やすことはできないし、それでは処理能力に限界があるからだ。
今週末の天皇杯、関西大学戦は、よいバロメーターになるだろう。
代表で柿谷、山口がいない。相手も動員が見込めるプロチームではない。そんな状態で、ただセレッソというブランドだけでどれほどの観衆が集まるのか、興味がある。
それは、ゆったりと試合を観たい時もあるけれど、クラブのことを考えれば、常にチケット争奪戦、というのがベストだと思うから。
日曜日はカメラ持って、キンチョウスタジアムをうろつきます。結果報告は後ほど。
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