9/26/2013

写真を撮ることについての個人的なスタンス。 #photo #diary

最近写真の撮影や利用について色々と話しをすることがあって、写真に対しての権利や危なさみたいなものを確認した。


このあたりは暁の法律事務所の木村充里弁護士が描かれた「写った人の承諾なく撮った写真は肖像権侵害になるの?/【漫画】僕と彼女と著作権・第5話」が詳しい。特定の人を誹謗中傷する目的でフォーカスした文章や写真は不適切だ、ということ。肖像権は法律で定められた権利ではないけれど、実害があれば削除や損害賠償が認められるということ。

セレッソの試合日にその内外で撮影する「集団」や「風景」に対しては、肖像権は認められないケースが多いみたいだ。この辺りは線引が不透明なのだけれど。対して、この人が嫌いだ、などと書いて写真までつけるのは確実にアウト。その辺りは、Guidelineというページを新たにまとめているので、それを確認していただければと思う。


その一方で、写真を撮影者の許可無しに無断で転載したり、販売したりするのは著作権の侵害、ということになるそうだ。舞洲で撮った選手の写真とか値段つけて売ったらそれはダメだろう。

セレッソの選手を写している自分自身も「容認」ではなくて「黙認」なので大きいことは言えない。セレッソというクラブの持つ、選手たち、チーム、試合のイベントなどのコンテンツが少しでもリッチにものになり、セレッソを観たい、応援したいという人を増やすのであれば、という「黙認」だから。当事者の方々の食い扶持を奪うような行為はしない。


その一方で、Twitterなどで必死にセレッソを応援している人達が、俺の写真を気に入って使ってくれていることは、正直なところ嬉しい。そうして、そこからまた「セレッソ」という存在が伝搬していけば、もっともっと大きなクラブになれると思うから。

非商用で、誹謗中傷目的の利用であれば、別段俺に確認することはないし、そのためにクレジット(作者が誰かという記載)はしていない。それはまるでシェフが自分の作った料理一つ一つにサインを書き込んでいるようで、性に合わない。それを是としている人もいるから、なにが正しいとかは言わないけれど、個々人のスタンスに違いがあるのだろうね。


俺は、セレッソや日常に関わる「素晴らしいもの」を撮りたいと思っているし、事件性のあるもの以外は、実際そのようなものしか撮っていない。上の写真だって、彼が酷い立ち振舞をしていればシャッターを押さなかった。良い笑顔であったから撮ったし、了解もとった。


セレッソは、素晴らしい可能性を残しながら、全てを出し切れていない。その全てを出せれば、キンチョウスタジアムの試合は必ず完売、ということもありえないことではないよね。

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