叔母の葬儀が終わってから、よくよく死について考えるようになった。
日本人の平均寿命は80歳くらいらしい。仮にそこまで生きられても、生かしてくれても、俺の人生は残り「たった」40年だ。
例えばその間ずっとセレッソがJ1にいたとしても、ナビスコカップ、天皇杯、リーグ優勝、そのどれかを得るためのチャンスは120回「しか」ない。みんなと一緒にスタジアムにおもむき、喜怒哀楽を共にするシーズンは40回だ。ここまで21回のシーズンを過ごしてきたから、1/3は消化してしまったことになる。それは、ゾッとする現実だ。
大阪で生まれた俺にすれば、南海ホークスや近鉄バファローズ、阪急ブレーブス、オリックスブルーウェーブの記憶はどこかに残っている。どんなに栄華を極めたチームでも、イチローが所属していた球団でも、消滅したり移転したり、元の姿を留めないことがある。これも、ゾッとする現実だ。
チームとしてトップコンデイションだった2010年、2013年や、個人的に素晴らしい出会いに恵まれた2014年があるから、もういいやと思うこともできる。そう割り切ってしまったほうが楽なのかもしれない。
でも、こうしていろいろな言い訳を並べてみても、俺は欲深い生き物だから、やはり何かを残したいと切望せずにはいられない。セレッソには、タイトルは絶対獲ってほしいし、その姿を最高の一枚として残したい。もっともっと幸せになってみたいし、生きていたい。
そのためには、今年の目標を必ず達成しなくてはいけない。元いた場所に戻ること、タイトルに挑戦する権利を勝ち取ること。
行ける試合は全部行く。群馬は都合がつかないけれど、残りは全部行けるはず。そうして千枚でも万枚でも撮りまくって、残し続けて、今年という自分にとって節目の一年を形にしていきたい。
正直、賛成してくれる人間より、くたばってしまえと願う人間のほうが多いことは知ってる。けれど、こういう生き方しかできないのでね、壁にブチ当たるまでは徹底的にやるよ。まあ、止めてるいとまがあるなら、ゴール裏で応援していてほしいけどね。
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