10/11/2015

パウロ・アウトゥオリ、キミは本当に大阪を去るのか? #cerezo #photo

勝利から一夜明けて、堺に向かうために早起きした俺はiPhoneをいじっていて目を疑った。パウロ・アウトゥオリが北九州戦後、スタッフ、選手に向けて辞任の意思を示したという。まだ新聞一紙のみが報じているだけだし、公式にも発表は無い。だが、これがもし本当だとしたらセレッソは大ダメージを食らうことになるだろう。


監督が代わるということは、それだけの「痛み」がともなうこと。去年一年ランコ・ポポヴィッチ、マルコ・ペッツァイオリ、大熊裕司と三人の監督を迎えた人間ならすぐに分かることだ。


確かに、俺自身はアウトゥオリの采配には疑問を感じることが多かった。人間性は尊敬できるものだったけれど、それだけではプロの監督は務まらない。

それでも、今の時期に代わるのは得策ではない。誰が後任を務めるのかを考えただけでもすぐに分かることだ。6試合で結果を出してくれなんてオファー、普通のコーチなら引き受けない。

世界のどこに、そんな短期間で自分の持っているサッカーを選手に伝え、短期決戦を乗り切られる存在がいるだろうか。


この新聞は、辞任した際の後任には暫定として強化部トップの大熊清氏が有力だとも報じている、そこも大きな間違いだ。

この通りに進めば、一時とはいえ強化部トップは空座になり、次期に向けた動きが凍結される。それは、もっと大きなレベルでセレッソのチームとしての動きが鈍化するということ。

また、大熊清氏のサッカーは、当然ながらアウトゥオリのそれとは全く違う。チームに浸透するころにはもうシーズンは終わっているだろう。


もし本当に辞任となれば、村田一弘ヘッドコーチを監督代理とするのが最も傷が少ない。ブラジル人監督はコーチなど指導にあたる全員を自分の「ファミリー」で揃える場合もあるが、アウトゥオリはそうではなかった分、打つ手はある。

この手で行けばチームの哲学は継承され、試合にあたっての采配のみに注意すればいい。




まあ、あの記事が新聞の「飛ばし」ならば、ここまで来た妄想も全て無駄になるのだけどね。選手には雑音のない状態で試合に臨んでほしいのに、なんともイヤな流れになったものだ。

 あ、そうそう、俺はどんなでも昇格すればいいと思ってる。そしてどんな理由があったってJ2に長居はしたくない。それだけ。

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