2/17/2006

我が家のプロデビュー。

 seesaaブログのサービスが停止して8時間くらい。今私は復旧されるという期待を持ってメモ帳にガシガシと記事を書いている。今日は久しぶりに良いニュースが有ったから、何となく水を差されたかっこうになったけれど、それでも嬉しい気持ちが揺れたりすることは無い。


 良いニュースといってもごく個人的な事なのだけれど、ついに我が家内がプロデビューした。

IMG_2134s.jpg


 私と家内のホームページである「色目の端布継接」を見ていただければご理解頂けると思うけれど、家内は絵を描くのが好きだ。暇が有ればペンを走らせているし、暇が無くても時間をこじ開けて白い紙に自分の世界を構築している。私はそんな家内が描く世界の、一番のファン。


 だから勤め先のデザイナーさんに「誰かイラストが描ける人知りませんか?」と言われた時、迷わず家内を推した。とりあえず当て馬に自分でも絵を描いたけれど、やっぱり家内に描いてもらいましょうという話になった。

 それから私はその会社の経理でありながら、発注先のイラストレーターのマネージャーでもあるという実に奇妙な立場になった。かなり貴重な経験じゃなかろうか。マネージャーとしては一円でも多くのギャラをもらうように努力をしなければいけないし、経理としてはうかつに財布の紐を緩めるわけにはいかない。本当に困った。


 ただそうして困れたのもそれだけの交渉ができる素材が有ったから。「ここはこんな絵にして欲しい」という依頼は有ってもクオリティに対するリテイクは殆ど無かった(メカが苦手なのでそこは苦労したけれど)。

 かくしてここにイラストレーター「小宮山良」が誕生した。かなり専門的な冊子の挿絵なので、みんなが見られる、というわけではないけれど、それでも今までのような同人活動よりずっと多くの人に家内のイラストを見てもらえる。素直に嬉しい。勿論マネージャーとして、ではなく、彼女の夫として。


 

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