2/18/2006

バリエーション。

 長居改修問題についてオフィシャルで異例の発表が有ったけれど、自分で拾える範囲の情報しかなかったので特段驚く事は無かった。


 それよりも問題なのは、キャンプで攻撃のオプションを増やせずにいる事。練習試合の結果だけ観ると3-6-1を去年のレベルに引き上げるのに労力を費やしていて、とても3-5-2など試せないという様子だ。4-4-2なんて論外だろう。

 去年はチームごとの相性がはっきりしすぎていた。その一因は引き出しの少なさに有ると思っている。

 もし身長の低いガンバDFラインにパワープレーが出来ていれば、もっと違う展開も有っただろうし、サイドの数的優位を生かそうとする4-4-2のチーム(清水やFC東京、後半の大分)相手にどちらかのサイドがバランスをとって下がるなんて形を採れば、少なくとも何度も同じパターンにはまらずに済んだんじゃなかろうか。


 小林監督は「夢のある現実主義者」だと思っている。理想と現実のギャップを認められるから、例え予想通りに行かなくても何とかまとめて大怪我だけはしない。その反面新しい事へのチャレンジ、リスクを冒す采配を嫌っているように感じる。

 勿論それを差し引いても小林監督がいい指揮官である事に変わりは無い。けれど、去年以上のパフォーマンスを見せようとするなら、冒険も悪くないのでは。


 

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