3/02/2010

塚本のために。

昨日食事を済ませて心斎橋の雑踏を歩くと、横断歩道の手前で路上ライブをやっていた。なかなかの腕前で、みな足を止め、その音色に聞き入っていた。ヴァイオリンの独奏を幸せそうに聞き入るカップルの後姿が印象的だった。

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演奏をしていた彼らは、まあ恐らくそのカップルに幸せを届けるためだけに演奏をしていたわけではないだろうし、カップルもまた彼らの演奏を聞くためにそこにいたのではないと思う。たまたまそういう運命というか、縁のようなものがあって、出会え、幸せが生まれた。そういう話だろうと。


大宮の塚本選手(今年は選手だよね)の件は、サッカーが好きな人間としては、とても辛い話で、ご愁傷様でした、では済ましたくなかった。だからサポコンの質疑応答の際に、ある人(確認しなかったけれど、多分僕の知ってる人だったと思う)から塚本選手のためにカンパを、という話が出たときはうれしかったし、それに対して「すぐに準備をさせます」と言ってくれた藤田社長の心意気も素晴らしいと思った。そしてオレが募金をクラブスタッフの方にわたす時には、もう急ごしらえの募金箱の中に少なくないお金が入っていたことにも胸が熱くなった。

大宮にとって、塚本選手にとって、セレッソは、単なる開幕戦の相手かも知れない、たまたまニュースリリースした後最初にあたる相手というだけかもしれない。でも、それは縁なのだと思う。あのカンパが塚本選手にとって何かしらの手助けになれば嬉しいし、こういう出来事をきっかけに、選手の突然の傷病に対して何かしら互助会のようなものが出来ればな、とも思っている。オレは塚本選手のことはあまり知らないけれど、手術の成功と、何かしらの形での社会復帰を望んでいる。そういう運命が待っていると、堅く堅く信じている。

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