4/16/2011

人間讃歌。

カメラが好き。あれを「ガッ」と握るだけで、世界が変わるんだから。何気ない風景だって、切り取ればかけがえ無い記憶になって、大切な一瞬に変わる。それが積み重なると、自分の頭の中にある記憶の引き出しに取っ手がついて、いろんなコトを思い出せるようになる。娘の成長や、老いゆく母とのやりとりや、きらめくようなゴールの感動や、移ろう大阪の街の情景や、そんなもの。
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最近になって二つ、素晴らしいサイトを見つけたので紹介したい。どちらも写真の持つ強さ、素晴らしさ、可能性をうまく引き出せている。一度見たら忘れられない写真がたくさんたくさんあるから、週末にゆっくり見てほしい。


一つは「ROLLS TOHOKU 3/31~4/3」東日本大震災で被災した東北の人達に「写ルンです」で被災後の日常を撮ってもらった、というもの。聞けば何ということはない感じがするけれど、見ると違う。テレビで観ているような「傍観者」の立場ではなく「被災者」としての目線で、この災害がどれほどのものか、そしてその中でも希望を失わずに生きていく人達の強さがどんなものかを伝えてくれる。

ROLLS TOHOKU 3/31~4/3



今一つは「「復興の狼煙」ポスタープロジェクト」これはもう何も予備知識などなく見たほうがいい。心をわしずかみにする「何か」がここにある。伝えている情報は僅かなものなのに、見るものが圧倒されるインパクトで、初見した時はまばたきもできなかった。

復興の狼煙



写真は、やはり素晴らしい。それはその先にある人の素晴らしさがあるからなんだけどね。本当にいいものに出会えたと思う。これからもずっとコイツと歩いていこう。

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