阿倍野は20代まで住んでいて、随分と馴染みのある街だ。最近はなんばや梅田や天満や中崎町なんところによく行くようになったので、ここ最近はとんとご無沙汰だった。長居に行くのにも乗り換えだけで駅の外に出ることもなかったし、サポコンもここ何年かは住吉区民ホールだったしね。
家族と久しぶりに出かけて驚いた。近鉄百貨店の建て替えは知っていたけれど、駅の南西側、ルシアスやアポロビルの裏、阿倍野筋の西側がゴッソリたたずまいを変えている。そんなに日にちを置いていたとは思っていなかったのに、知らない間に様子が全く変わっている。
それでも、阿倍野の妙な垢抜けなさはあいかわらずで、これは妙なものだ。どれだけキレイに取り繕っても本質というのはそんなに変わらないのだな。
若い子がブラブラするのに心地いいのも変りなくて、あちこちのビルで娘より少し年上の子供たちがワイワイと楽しそうにしていた。北側にいけば四天王寺の参道なんで平均年齢もぐぐっと上がってくるんだけど、南側は前からこんな感じだったな。
娘が友達とこの街を歩く頃にも、また様子は変わっているんだろう。こういう変化を寂しいと考えるのは、年寄りの思考だな。形ある物はいつか壊れるって、昔の人も言ってたんだから、納得しないと。
0 件のコメント :
コメントを投稿