9/02/2013

俺の友達。 #photo #diary

土曜の長居スタジアムは30,579人の観衆でごった返していた。


サポーター同士は、程度の差こそあれ分かり合えると思っていたけど、近親憎悪っていうか、異端に対する恐怖というか、そういうものが俺の周りに巻き付いているのかなとか、考えるようになった。だから何万人もいる人達とも、あまり繋がりあえないのかなって。

うまく誰かと話をするとか、分かり合うとか、できてない。それがここにいることを苦痛に変えてしまってた。

それは、バカでかい(D600はそんなにでかくないと思うんだけど)カメラぶら下げて、必死こいてあちこち撮りまくってるオッサンとシンパシーを感じろという方が無理なんだけど、それにしてもね。なんか寂しいなって。


久しぶりのスタグル、ビバスタグル。ぼっちでもおいしい鶴心さんのビビンパ丼。ナムルとかが多いんで割とヘルシー。大根、センマイ?ほうれん草、もやしのナムルとキムチ、それにそぼろ。コチュジャンとごま油の香りが食欲を刺激してくれる。食べてる間だけは幸せ。


そうして、日が暮れるのが早くなった空。ゆっくりと長居スタジアムの照明灯が灯る。こんな夏の空ともしばしの別れ。


ウォームアップの時には、わざわざ探しだしてくれたフォロワーの女の子(中1!娘より年下!)と話をした。ぶっちゃけると、この日一番話しがしやすくて、楽しい時間だった。

みんながドキドキするような写真が撮りたい。キレイだ、すごい、かっこいい、楽しい、おいしそう、そんな想いが伝わるものが撮りたい。木村伊兵衛と土門拳なら断然木村伊兵衛がいい。アラーキーみたいに人の懐にすっと飛び込んで、一瞬を切り取れる人になりたい。

多分、その子には難しい話ばかりしていた。誰かに聞いて欲しかったことが、ドッと吹き出したんだと思う。悪いことしたな。

試合は、昨日書いたんで、それでよろしくです。

後半40分くらいから雨がどっと降り出して、俺を濡らした。でも傘もポンチョも持ってなくて、自分がカメラの盾になって、撮影し続けた。今はこのカメラが数少ない友人の一人になっている。シャッター押したらシャッター切ってくれるし、どかこに行こうかと話をしたらついてきてくれるし、話はできないけど、繋がっている感じだ。

我ながら、この日はいい写真が撮れていた。気のせいではないと想いたい。


そうして、またよせばいいのに試合後もクサクサしてた。コミュニケーションがとれない自分とか、壁を作って行く手を阻んでいる何かとか、どうしようもないところにどうしようもない怒りをぶつけてた。

あんまり落ち着かないものだから、ハイボールをすこしばかり飲んで、家に帰ってからも飲んで、そのまま考えることとかやめて、グッタリ寝込んだ。


いろんなことにイライラするばかりで、前に進んでいない自分がキライだ。多分、みんなもそうなんだろう。でもこの心身を何とかしないと、セレッソのキレイ、すごい、かっこいい、楽しい、おいしそうが伝えられない。

今、自分がセレッソにできることは、文や写真、動画を駆使して、少しでもセレッソを知っている人、好きだと感じてくれる人を増やすことだ。それができないなら、それとも、誰か俺以上にセレッソを広めてくれる誰かが出てきたら、多分、ブログを書くのをやめてしまうだろう。それだけはイヤなんだ。だから、まあ、寂しくても頑張るよ。

3 件のコメント :

  1. ブログやめないでよ。
    オレ、あんたのセレッソの写真大好きなんた。
    家族がいてなかなかスタジアムに行けないんだけど、あんたの写真見るのとても楽しみなんだ。
    行った日に改めてあんたの写真見るのも楽しみなんだ。
    あんたのブログはオレのライフワークだよ。

    返信削除
  2. 西中島南方さんは私より年下でしょうし、スタジアムでもお目にかかる事はありません。
    しかし、貴方はセレッソの歴代の8番が私をワクワクさせたのと同じくらいのワクワク感を持つ、いわばMy hero(裏ですが8番)なんですよ~!

    これからも、あせらず、あわてず、あきらめずでお願い致します。<(_ _)>

    返信削除
  3. あなたの写真、ことばやセレッソへの思いは素晴らしい。
    セレッソファンとして誇りです。
    そう思っている人は多いでしょうね。

    あなたはこのブログを通し人生を削り、犠牲にし、続けてこられた。
    あなたの誇りであり、あなたのブログを見続ける方々の誇りです。

    心より応援しています。

    あなたのことが心配です。
    心も体、少しでも休めてくださいね。

    返信削除