やあ、桜の戦士たち、あけましておめでとう。いよいよ明日が「年明け」だ。
ホーム開幕ということもあるし、カカウ、長谷川アーリアジャスールが復帰することもあるし、否が応でも興奮してくる。
けれど一つだけ不安なことがある。そう、DFラインからトップへとボールを繋ぐ動脈、パブロの不在だ。
東京Vとの開幕戦を観て感じたのは「2列目の薄さ」だ。具体的に見てみよう。
攻撃へのギアを入れる時、2列目インナーの扇原貴宏は左サイドの丸橋祐介が上がった後ろに入りたがる。関口訓充も右サイドに入って酒本憲幸との関係を作りたがる。そうしてアンカーの山口蛍は山下達也と染谷悠太との間に入って最終列で数的優位を作ろうとする。結果、2列目真ん中がスカスカになる。
広島や浦和のように意図して中盤を「空ける」チームはあるけれど、セレッソのそれは結果的にそうなりました、というもので、いい状態では無かった。ボールを奪われた時は3センターがいるべき場所に戻る前に相手の侵入を許し、守備はかなり疲弊していた。
そこをバランスよくしようと奔走していたのがパブロだった。
一列下がって4-3-1-2のような形を作り、ディエゴ・フォルラン、玉田圭司へボールを運ぶ「水汲み役」に徹していた。
明日の試合では彼がいない。では、どうするだろう?個人的には楠神順平に期待している。
前節では後半に投入され、バイタルエリアで積極的に仕掛けていた楠神には可能性を感じた。あのヘディングシュートを決めていたらヒーローにもなれただろう。あの流れのまま明日の試合を迎えられたなら、スタメン起用しても十分結果を残せるはずだ。
フォルラン、カカウ、ワールドクラスのストライカー二枚を活かすも殺すもこの「水汲み役」次第、うまくバランスがとれればいいけれど。
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