8/30/2005

長谷川体育施設株式会社だけはガチ!!

 私の義弟はいいヤツだ、かっこいいとか頭がいいとか、そんな感じじゃなくて、もっと大事な、人としての温かさを沢山持っている。愛する者を守る為には自らが傷ついてもいい。そんな生き方をしている。


 対する私はというと、御世辞にもいいヤツではない。愛する者を守る為ならどんな小汚い手段も使う。それにためらいは無い。だから敵が増えていく。私の人生は太く短いものになるだろうし、その方がいいと思うし、そうなってくれたらなとも思う。


 さて本日はウィークデー。どこの役場や会社も仕事をしている。昼休みを利用して色々なところに電話取材を敢行した。

 まず電話をかけたのは長谷川体育施設株式会社。以前の記事で推測していた工事期間が正しいものなのか知りたかったのと、既に大阪市側から何かしら打診が有ったかを聞き込みたかったからだ。

 かなりぶっちゃけて言うと、一度電話しただけでは有るが、私はこの企業の姿勢に感心してしまった。実は所属などは話さず、私の名前と御社製品について知りたいという旨しか伝えなかったのだが、対応してくださった営業部の方がかなり詳しく話してくれた。

 まず工期の件。これについては施設によってケースバイケースらしいのだが、およそ4,5ヶ月かかるらしい。工期が延びる要因としては、トラック舗装のすぐ下にピッチなどに散水する為のパイプ等が有る場合(そのパイプの処理に時間がかかる)、全く別の舗装がされている場合(ビッグスワンなどはそうだったらしい)、間に施設のほかの部分を使用するイベントが有った場合(こちらはユニバー、ビッグスワン共に有った事例)が有るそうだ。

 ちなみにビッグスワンの場合は2003年の2月から5月、ユニバーの場合は2003年11月から2004年3月まで工事が行われたとの事。ユニバーではこの工期中に天皇杯の試合が2試合組まれたが、事前にスケジュール調整をして工事を進行させつつ試合で使用する部分は残すという方法をとっている。つまりトラックの補修がセレッソを締め出す決定打にはならないのだ。、そして第二との工期の調整さえ出来れば長居を出ること無くシーズンを過す可能性すら残されている。

 ただこれだけオープンに話をしてくださるという事は、大阪市からの依頼はまだ来ていないのかもしれない。日本でこの技術を持っている唯一の企業という自負がそうさせたのかもしれないけれど…。

 ともかくここまで具体的な話をして下さった営業の某氏には心から感謝している。もし億万長者になったら庭に長谷川体育施設株式会社製のトラックを作ろう。もちろんCLASS1のやつを。


 さて、次に電話したのは世界陸上大阪大会の組織委員会。これが何故か東京にある(笑 (トップページのカウントダウンを見ていると「インディペンデンス・デイ」のカウントダウンを連想する。私だけ?)

 こちらはまだ立ち上がって間もないのか、コメントも歯切れが悪く、ユニバーがCLASS1の認定を受けたことさえ知らなかった。それで、長居の改修については「大阪市に聞いてください」の一点張り。


 そこで最後は大阪市スポーツ振興課に取材。ここではいろいろな事を聞けた。

● 長居を使用する団体(もちろんセレッソも含む)は、市の振興課と定期的に施設の使用について懇談会のような場を設けている。

● 長居の回収時期については、以前からその懇談会で2006年8月のインターハイ後が適切ではという話が有った。


 こういう話は初耳でした。特に極秘とかいう話ではないようなので掲載します。新聞記事などでは通知を受けたフロントも寝耳に水という感じだったが、水面下ではこういうことが有った様子。


 ただ改修内容、工期については「まだ決定していないが、IAAF側からの要求を満たす形で、世界大会を開くのにふさわしい設備を用意しなければいけないと考えている」というコメントのみで、現実的な話は聞けずじまい。

 そこで長谷川体育施設株式会社で聞いた話や過去の大規模なイベント(なみはや国体、W杯、グランプリ陸上等)の際に施された改修や工期の具体例を挙げて、「予算、工期、改修箇所はこの程度ですか」と突っ込んだ話をしようとしたところ、ここで担当が変わられ、「改修に関してはまだ具体的には決定していないし、年度末の予算承認を受けていないので、今のままではコメントできない。また決定していない予算については公表、開示は出来ない」と突っぱねられてしまった。


 現場サイド(長谷川体育施設株式会社)の話、過去の事例等を考えると、ますます「じゃあ、あの新聞記事はなんだったの?」「なんで試合が出来ないなんて言うの?」と、頭の上の?マークが増えていく、そんな一日だった。とりあえずお役所仕事ってのはこういうのを言うのかと体験できただけでも良かったのか。次回はしっかり資料を揃えて建設的な話が出来るようにしよう。





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