11/24/2005

一つになる日。

 大分戦後、セレッソサポーターが大挙してバスを囲むというシーンが有りました。

 とはいっても試合に不満が有るなどというものではなく、バスに乗り込む選手達を少しでも励まそうと、サポーター達が出待ちをしていただけなのですけれど。

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 選手がロッカーから出てくる度にコールや声援が飛び、ゲーフラや旗が打ち振られていました。コールリーダー達がトラメガでゲキを飛ばすと、選手は皆良い表情でバスに乗り込んでいきました。ブルーノやゼ・カルロス、ファビーニョも、言葉の意味は理解できなかったかも知れないけれど、そこに込められた気持ちは、しっかりと受け止めていた様子だった。


 バスが動き出すとそれまで以上の声援。サポーター達はバスの姿が見えなくなるまでコールを止めなかった。

 これだけの応援を受けて、意気に感じない選手がいるだろうか。また逆に、これだけの声援を送ろうと心動かされるチームが有ったろうか。今のセレッソは選手も、スタッフも、サポーターも、心を一つにして頑張っている。それがとても大事な事のように感じて、私は胸が熱くなった。


 その後は桜伐る馬鹿 梅伐らぬ馬鹿のみの字さん、こおさん(太鼓を叩かれている方です、ナイスガイ!)らと「のりを」で反省会というかなんと言うか、とにかく宴席。

 店内はほぼ満席状態。しかもレプリカ着ている人の多い事多い事。みな今日の試合の事、これからの展望を熱く濃く語り合っている。我々の一団が「濃さ」では飛びぬけていたけれど(笑


 そこで私が試合前に「さくらのきのしたで」を配布した時の話をはじめました。

 ここで告知していた事も有って、本はブースの横に立って5分くらいで20冊以上が無くなってしまいました。みんな「いつも見てます」と声をかけてもらえて本当に嬉しい出来事でした。予想よりも大きな反響に、少し動揺もしています。


 それから各自の携帯で情報収集、次節に向けての作戦会議。我々が何を話してもどうなるものでもないのですが、とにかく語り合って、不安だとか迷いみたいなものを払拭したかった。


 そのうち隣のテーブルの誰かが「大阪の街のほこり~♪」と歌いだし。「のりを」にいた殆どの客が「みんなの人気者~♪」と反応、「のりを」は一時アツアツ状態に。もちろんすぐにスタッフの方からNGを出されたのですが、なんだか本当に楽しかった。みんな思うところは一つなのだという連帯感を感じたからかな。


 こういう日々を送れて、私は本当に幸せ者だと思う。それもこれもサッカーが有ったから、セレッソというチームが有ったから。本当に感謝感謝の毎日です。




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