9/06/2010

天皇杯 2回戦 富山新庄クラブ0VS7C大阪 絶大な愛を。

前半18分 高橋 大輔(C大阪)
前半39分 丸橋 祐介(C大阪)
前半41分 永井 龍(C大阪)
前半45分+2 アドリアーノ(C大阪)
後半14分 アドリアーノ(C大阪)
後半26分 播戸 竜二(C大阪)
後半38分 永井 龍(C大阪)



ハーフタイム、レヴィー・クルピはこう言ったらしい。

「相手をリスペクトして、最後まで真剣にアグレッシブにプレーし、得点を重ねていこう」

手を抜かず、最後まで真摯に戦うことこそが、試合相手に対する最低限の礼儀。セレッソはそれを守った。
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スタメンも代表に招集された乾、怪我のキム・ジンヒョンを除けばフルメンバー。乾の抜けた穴はルーキーながら得点感覚に秀でた永井が埋める。4-2-2-2の布陣。

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富山新庄クラブは中一日での連戦、さらに遠征で試合当日に残暑の残る大阪に乗り込んできた。体が動かないのは仕方が無い。格が違う上にコンディションまで差がついては厳しい。目の前の相手に対応するだけで精一杯で、試合は終始セレッソペースだった。シュート本数は実に43対2、どれだけ一方的な試合だったかがわかる。

富山新庄の体力をさらに奪ったのはマルチネスの展開力と、両SBの運動量。アドリアーノ、永井、家長、清武の前線を止めるのに四苦八苦している上に、ボールを右に左に動かされてはたまらなかったろう。
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最初の2点が両SBだったのは偶然ではない。この相手を徐々に弱らせるボデイブローの結果だ。この2点がすんなりと決まった時点で試合は決していた。ただセレッソは決して手を抜かなかった。
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CB2人がゴールにカギをかける


この試合先発した永井とすれば、そんな余裕も無かっただろう。とにかく結果が欲しい、ゴールを決めたい、そんな気迫が90分間ずっと感じられた。ミスもあったし、周囲との呼吸が合わないことも多々あった。それでもあきらめずに、自分の持ち味のタテのスピードにこだわり、泥臭いゴールを決めた。
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アドリアーノに関しては、もう貫禄の仕上がりで、スピードと体幹の強さが別次元。DFが背中を向いて対処している時点で、もう勝負が決まってしまっていた。シュートも冷静で、2ゴールの結果も当然。
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後半早々には勤続疲労が懸念される茂庭、上本に代えて羽田、藤本を投入、試合勘を維持する余裕が生まれていた。二人とも無難に守備を引き締めている。

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後半9分


後半16分にはベテラン播戸登場。PKでしっかり1得点。

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後半16分


播戸はやはり2トップで生きる。永井、播戸、二人の龍の呼吸がなかなかだったのが嬉しい驚き。


このいい流れが長居スタジアムでも観られれば文句は無い。代表で刺激を受けた乾がこれに加わると思うと胸がはずむというものだ。
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