9/30/2010

小松塁、レーオー。

アドリアーノと家長を出場停止で欠き、期待のルーキー永井龍も世代別代表に招集された。新潟戦の時点で出場できるFWは播戸、小松、そして昇格したばかりの杉本しかいない。2列目の選手も本職は乾と清武だけ、攻撃陣のコマがまるで足りない、これは異常事態といっていいだろう。
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乾への負担はいかばかりか…。


それでも、セレッソは勝たなくてはいけない、それがサッカーというものだから。監督が「選手が揃わないから負けた」なんて言い訳する姿は見たくない。レヴィーはわからないけどね。


監督にそんな恥をかかせないためにも、出場するであろう選手達には期待せずにはいられない。個人的には小松に点をとってほしい。


小松を評価しない人もいる。不器用で、少し積極性がなくて、確かに頼りなく映る部分もある。それでも、好きだ。彼には彼にしか出来ないプレーが沢山ある。全ての歯車がピタリとはまった時の破壊力、美しさは随一だと思っている。何か一つきっかけが掴めれば、きっと爆発するだろう。そうなればセレッソは強力な武器を手にする。


今ドルトムントのトップ下をしている男は、最初J2でボランチをしていた。足技の上手さに没れて不用意なボールロストをし、試合を落とす。それが監督とGMを解雇する決定打になった。

普通ならしばらく立ち直れないようなダメージ、それでも彼は挫けなかった。努力して努力して、J2を席巻し、J1を凌駕して、世界に行った。失敗したとしても、取り返せばいい。その為に流した涙や汗は無駄にはならない。


小松も、全てのプレーを成功させようなんて思わないことだ。失敗は誰だってする、完璧はありえない。だから何も恐れず、ひたすらに自らの力を出し続ければいい。オレの知っている小松塁はすごい男なんだ。こんなに体躯に恵まれ、シュートまでの引き出しを沢山持っているプレーヤーはそういない。


試合の日には、声を出すよ。何度でも、いつまでも。その間は走ってくれ、蹴ってくれ。そうして最後に、みんなで歓喜の雄叫びをあげよう。
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