6/09/2012

2012 ヤマザキナビスコカップ Aグループ 仙台 1vs0 C大阪 よくある仙台での風景。 #cerezo

得点者

後半18分 梁 勇基(仙台)


あれオフサイドかよ!とか。あれファウルかよ!とか。あれカードじゃないのかよ!など不平不満も含めて楽しまないと、仙台戦はストレスがたまりますね。てへっ。

スタメンとベンチはこちら。


4-4-2で、守備時は2ラインフラットなのは基本。攻撃の時はブランキーニョが中にグッと絞る。丸橋はどちらかというとサイドに張り出す感じなので、見た目ダイヤモンド型に近しい感じになった。

酒本、扇原、播戸が出場停止、清武、キム・ボギョン、キム・ジンヒョンを代表で欠くが、なんとかチームの形ができた。


負けた試合ではあるけれど、収穫は多い。

まずはケンペス、柿谷の二人。



今まで生きていなかった二人が組み合わさることで、お互いの長所を生かし、短所を補完しあえるコンビになった。

「清武抜き」が決まっている7月以降の攻めの形、今までは全く目処が立たなかったのだけれど、今は自信を持って、柿谷、ケンペスがいるじゃないかと言えるようになった。ブランキーニョも一時の絶不調から比べると格段にいい。


それから、先発出場した横山、舩津もいいプレーを見せている。


横山はアンカーとして、とてもいい動きをしていた。他のプレーヤーが中二日であることを差し引いても。

彼が中盤に入ると高さが加わる。それに、プレーにむらっ気やミスが少ないので安定感も出てくる。現状、扇原が五輪代表で酷使されていて調子が上がってこないので、スタメン争いに加わってくれるととても助かる。


舩津は知り合いからテクニックがないといわれていたけれど、なんのなんの。


運動量が多く、スピードもある。テクニックにしてもJ1では十分なものだ。前半にあった柿谷の「かき消されたゴール」も舩津の絶妙なグラウンダーのクロスから生まれている。

前節の柿谷のように、この試合がきっかけになってくれれば、こちらも素晴らしい戦力が加わったことになる。

仙台のホームで、前半は互角以上の試合ができた。決定機の多さを考えれば、満足しないといけない。


後半も、失点をしてしまったけれど、誰かが大きなミスをしたとか、不注意だったというものではない。シュートがDF(茂庭?藤本?横山?)に当たってコースが変わったところで、松井にとってもノーチャンスだったしね。(もちろんあの位置まで上がってシュートを撃った梁勇基のプレーも賞賛されるもの)


先制された後も適時攻撃的なプレーヤーが入って、前線を活性化させていた。ソアレス監督が選手の特徴を掴み、積極的にカードを切られるようになったことが、実は一番嬉しかったりする。

後半21分丸橋→吉野

まず最初にはいったのは吉野。このルーキーが2試合続けていいプレーをしてくれた。ボールタッチの柔らかさやパスの精度に特徴があるし、プレーエリアも広い。このまま使い続けたくなるプレーヤーで、少なくともベンチには必ず入れておきたい。


後半33分ブランキーニョ→村田

後半39分舩津→永井

決定機は後半にもたくさんあって、今季の今までの敗戦のようななぜカードを切らなかったとかいった不満のないものだった。

 
じゃあ、なんで負けたのだろう?という話。

そこは、きっと、ついてなかったなんて言葉で片付けちゃいけない部分。そう、いつも課題になる、精神面の問題。


 いいところまで行っているのに撃てない、ミスをする、雑になる。ノープレッシャーな場面ではできることが、肝心なところでできなくなる。6000人くらいしかいない時は勝てるのに、大観衆が集まる大一番でズッコケる。

メンタルが弱いというのはあまりに大雑把な切り捨て方だけど、結局そうなのだと思う。

シュート数は仙台の17本に対して16本と負けていない。でも、決定的なシュートが浮いてしまったり、キーパーの真正面だったり、そもそも撃ちきれなかったり…。



守備でも攻撃でも、二の矢はないという気持ちでやらないと、勝ち切れないのだろう。そういう勘所を外さないことを「勝者のメンタリティー」というのだろう。その壁を乗り越えた時に、セレッソの新しい歴史が始まるのだと思う。


ちょうどいい機会が、6月27日、清武ラストマッチの1試合前に用意された。ナビスコカップ予選リーグA組最終戦、ホーム鳥栖戦だ。

この試合、勝てば文句なく予選突破。同時に行われる仙台対磐田の試合で磐田が勝てば、引き分けでもOK。こういう状況は、過去何度もあったパターン。2000年、2005年もそうだった。

勝てばいい、そのシンプルなタスクを達成できないまま、セレッソは何度も悔しい想いをした。2010年最終節は素晴らしい結果を呼び込めたけれど、まだまだ差し引きするとマイナスの方が多い。


勝とう。今度こそ勝とう。鳥栖にではなく、過去の自分達に。そうして、タイトルを獲るんだ。

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