永井が海を渡る。もう明日にも日本を出るのだそうだ、忙しい。
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【12/09/12】永井 龍選手 パース・グローリーFCに期限付き移籍のお知らせ
弊クラブ所属FW永井 龍選手が、パース・グローリーFC (Perth Glory Football Club/オーストラリア)に期限付き移籍(移籍期間は2012年10月1日~2013年1月31日)することになりましたので、お知らせいたします。 永井 龍選手のプロフィール、コメントは下記のとおりです。(中略)
パース・グローリーFCはオーストラリア西海岸、パースに本拠地があるオーストラリアAリーグのチーム、本拠地はPerth Oval。たまにSubiaco Oval(Patersons Stadium)を使用することもあるようだ。
Perth Ovalは日本で言う球技専用スタジアムで、長方形のピッチを持つ1万8千500人収容のスタジアム。キンチョウスタジアムとほぼ同じ規模、どことなくヤマハスタジアムにも似ている。
Subiaco Ovalはオーストラリアの人気スポーツ、オージーフットボール用にあつらえた楕円形のピッチを持つスタジアムで、長居スタジアムとほぼ同数の4万3千人を収容する巨大スタンドを持っている。大小のスタジアムを使い分けているところなどはセレッソによく似ているな。
Aリーグのレベルがどれほどかもうかがい知れないところだけれど、オーストラリアというとフィジカルが強烈でテクニックはそれほど、というイメージがある。
永井も売りはフィジカルの強さだから、バッティングしてしまうな、というのが第一印象。この中で彼が生き残っていくにはどうすればいいんだろう。
海外で活躍している日本人選手、W杯やオリンピックで通用している選手には二通りのパターンがある。「超」日本人的なプレーヤーか、「脱」日本人的なプレーヤーか、その二つ。
日本人のらしさは、組織的で、一つ一つのプレー精度が高く、短距離のスプリント力が高いところ。清武や香川なんかは日本人の持っている強みを出して、チームに貢献している。こちらは「超」日本的と言える。
一方で、今まで日本人では出て来なかったろうと思われていた長所を持つプレーヤーも現れるようになった。永井や宮市のような長い距離を驚異的なスピードで駆け上がるFWや、本田圭佑のような強いメンタリティとフィジカルを併せ持つゲームメーカーは、ある意味日本人という枠から脱している。
永井は自分の長所であるフィジカル、これをAリーグの基準を超えて伸ばすか、それとも今まで比較的手付かずのままだった細かなプレー精度の向上に務めるか、分岐に立ったかっこうだ。
それをセレッソが意図していたのかはわからない。ただ永井が山口螢のように飛躍するにはうってつけのステージであることは確かだ。ここで何かをつかんで帰ってきたなら、永井はセレッソにとって欠かせない存在となりえる。
2013年のセレッソに、一回り大きく成長した永井がいることを、首を長くして待っている。
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