FC東京からレンタル移籍で来る椋原選手、まだ正式にはニュースリリースされていないが、FC東京の大本営と言われるトーチュウに書かれた上に、本人のTwitterでも話題が出ているのでほぼ決まりのようだ。
プレーポジションは右サイドバックかサイドハーフで、スタミナあふれる上下動が魅力とのこと。酒本がテクニックとボール保持力に特徴がある選手なので、両者のポジション争いは面白いだろう。
今季のチーム、まだ中盤の形が煮詰まっていない。したがって、サイドバックに求められる仕事も、今までのままなのか、それとも他のチームにいるサイドバックのようなオーソドックスなものになるのか未確定だ。だから全く趣の違う選手が二人いるのは心強い。反面、はっきりと方向性が決まってしまうと、どちらがの居場所がなくなってしまうのでは、という心配もある。それは、左サイドでも言えることだ。
今日正式発表された新井場と丸橋は、似ているようで、やはりどこか違う。レヴィーサッカーの攻撃の起点として働いている丸橋は、サイドバックの位置にはいるけれど、仕事がとても特殊だ。そこに正統派サイドバックの新井場が入ってどう変わってくるのか。
えらく古い写真しかなかった…。 |
本当に強いチームは、このあたりがしっかりしているんだろうけどね。
例えば鹿島なんかは、新井場と同じくして興梠を浦和に出して、代わりというわけではないだろうが、甲府からJ2得点王のダヴィ、京都から攻撃の核だった中村充孝らを獲得している。しかし、彼らはあくまでチームの根幹から伸びる枝葉の部分で、心臓部である中盤、小笠原が長く務めているポジションは変わっていない。このあたり、毎年チームの中心がドイツに行ってしまうセレッソとは違うところだ。
去年のリーグ戦はギリギリまでセレッソとお付き合いしていた鹿島。しかしナビスコカップをちゃっかり獲得しているあたりが強かだなと感じる。
セレッソの泣き所は、本来ストロングポイントであるはずの2列目が毎度毎度入れ替わるところにある。驚くような才能が出てくるが、あまりにすごい才能なのですぐに外に出てしまう。これでは強いチームはできないし、成績が安定するはずもない。安定しないチームでは安定した成績も生まれない。悲しいけど現実だ。
噂では倉田の獲得は断念したようだが、川崎の楠神、隣りの家長には変わらずオファーを出しているようだ。彼らをまずしっかり完全移籍でとってくる。そして、柿谷、南野が伸びて、山口螢がフィットして、吉野が戻ってくる。これでようやく2011年シーズン前半、乾が抜ける前か、2012年前半、清武がいた時と同程度の厚みだろう。えらく羽振りがいい感じにもてはやしているけれど、安穏とはしていられないよ。
予算が許す限り穫れる選手は獲る、残せる選手は残す。贅沢なのはわかっている、それでも上位を狙うチームと標榜するなら、最低限の仕事だ。
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