それで、テレビ見てゴロゴロ。今年は「毎日かあさん」をやっていた。西原理恵子さんの書いた私小説のようなマンガの映画化。不覚にも少し泣いた、ゴロゴロしながら。
これは、2年前に見た「酔いがさめたら、うちに帰ろう。」って映画のアンサーのような存在だ。「毎日かあさん」が妻、西原理恵子の視点から書かれたコミックで、「酔いがさめたら、うちに帰ろう。」は夫(だった)鴨志田穣の視点から見た小説。ともにほぼ同時期の西原家の様子が書かれている
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客観的に見ると立派な悲劇だ。けれど、二人は笑い飛ばす。心の中ではこっそり泣いているけど、そんな姿を見せまいと、笑う。豪放磊落なようで、繊細で神経質な二人。
印象的だったのは、鴨志田穣を演じた永瀬正敏が、夜中に家のあちこちを写真を撮って回るところだ。
永瀬自身、実際ペンタックスの645Dなんてデカイ中盤デジタルカメラを持っていて、いい絵を吐いている。だからこそ、あのシーンに真実味がある。多分、俺も余命がわかったら、同じことしてたろうな。
見ている側にとってはなんの印象にも残らないような何気ない風景でも、撮っている人間にとってはとても大事ってこともある。二度と見られない景色、二度と作れない情景を留めたいという願いを、カメラは叶えてくれる。だからカメラはいい。
いつか、俺もカメラなんか持てなくなるか、ボケて操作方法を忘れるような日が来るんだろう。その日まで後何枚そんな写真撮れるだろう?
美人もうまい料理もタップリ撮ってるから、次は娘の嫁入りと、セレッソのタイトルとるとこくらいでいいんだけど、いつになるやら。
それまでは、ボケずに生きろってことなんだろう。カメラの手入れして、シーズンインに備えるか。
お正月は毎年プリン体太りです(笑)
返信削除カメラ小僧だった従兄の凝りぶりを思い出しましたよ
昭和に一眼レフカメラを小遣い貯めて買ってたような人だから、もちろん現像も自分で暗室作って・・・
何度か撮ってもらいましたが、自分も子供だったので今のように毒がなかったです(汗)
タイトル・・・撮ったら歓喜の瞬間にはシャッター切ることを忘れそうです