12/30/2005

来年は笑おう。

 今シーズン最後の試合は、私が仕事をしている間に終わってしまった。以前にどこかで味わったような感覚だなと思っていたのだけれど、親父が死んだ時の感覚に似ていた。有るはずと信じて疑わなかった「明日」が、プッツリと途切れてしまった、何とも言えない寂しさ、空しさ、やり場の無い苛立ち。

 しかしよく考えると、そんな感傷に浸るのは随分贅沢なのかも知れない。去年は2部落ちの危機にあったわけだし、天皇杯も文字通り煮え湯を飲まされたりしたし。


 何より選手の気持ちがスタンドにいてもガンガン伝わってきた事が一番嬉しい。カードをもらうのは余計だったけれど、とにかく皆が貪欲に勝ちにいっていた。あれだけ頑張った選手達に、これ以上どうこう言おうとは思わないし、そんな言葉も浮かばない。とにかく短いオフだけれど、ゆっくりと休んでほしい。


 ファビや布部達チームを去る選手にも「お疲れ様」と言いたい。彼等の活躍無くして、今年の躍進は有り得なかった。彼等への手向けが用意できなかったのが唯一の心残りか。


 来期は今年に勝るとも劣らない実績を持った新人が沢山入団する。移籍も有るだろうし、また新しいチームで、シーズンに臨む事になる。チームの再結集が1/26、開幕が3/5という事だから、あまり時間が有るわけではない。早く気持ちを切り替えて、来期こそ嬉し涙を流せるシーズンにしよう。



 

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