12/25/2005

G大阪1VS3C大阪 プレゼント。

 勝利の最大の要因は、私が風邪でスタジアムに行けなかった事かな、ははは。

 という冗談ともとれない冗談は置いておいて、ただ単にこの試合だけを分析するなら、本当に勝ちたいと願ったチーム、一試合でも長くこのメンバーで戦いたいと思っていたチームが勝った。ただそれだけでしょう。

Field-2005-12-24-st.gif


 西澤、森島、古橋、ファビーニョ。活躍した選手だけではなく、今日は全員が強い意思を持ってプレーしていた。

 酒本が頑張って左サイドでしかけ続けた事で、相手の右サイドを封じれたわけだし、下村や柳本等が湧き出るように前へ前へと飛び出していったのはさぞ捕まえづらかったろうし、ともかく局面局面で失敗を恐れずにチャレンジし続けた事が、3得点を呼び込んだ要因なんだと思う。


 特に3点目がシビレた。アキが左から低いクロスを入れるとモリシがこれをスルー。ゴール右サイドに空いたスペースを、「彼」が見過ごすわけは無かった。長居ラストダンスを自ら締めくくるファビーニョの強烈なミドル。ゴール裏へと駆け出すファビーニョは右手で顔を隠していた。ひょっとしたら、いや、多分間違いなく、彼は泣いていた。


 終盤は受け身にまわって危うい場面が連発したけれど、何とか1点だけで凌げた。相手のシュートミスや幸運にも助けられたけれど、とにかく2点差というセーフティリードを維持出来たのは嬉しい。

 ただやはりこういう展開は観ていて心臓に悪いし、布陣が間延びするので、もう一工夫、例えばカウンターの精度を上げるとかして、こういう時間を僅かでも縮める努力をするべきなんだろう。

 ロスタイムに入ってからの時間稼ぎは安心してみていられたから、それまでの10分間をどうにかすれば、1点差でも何とか出来そうな感じがするのだけれど。


 もう二つ勝てれば、悲願のタイトルに手が届く。けれど私は、それをあまり意識していない。この素晴らしいチームを一試合でも長く観ていたい。少しでも長く観ていたい。 ただそれだけが、今の願い。贅沢すぎるリクエストを、聖ニコラスは聞き届けてくれるだろうか。

 

0 件のコメント :

コメントを投稿