あと36時間後に、運命の最終節がキックオフになる。今までの苦難の道程が報われるのか、はたまた徒労に終わってしまうのか、審判に要する時間は、僅か90分。
システムや選手の特性こそ違え、両チームには共通点が多い。堅守速攻型で、守備ラインがしっかりしている点、ポストプレーヤーとサイド攻撃が起点となる点、それから今現在10試合以上も負けていない点。
守備がしっかりしているから、攻撃が手詰まりになってもとりあえず負けない。セレッソはこの地味で、辛い戦い方で今首位にいる。だがFC東京もまた、この神経戦を戦いなれているというわけだ。しっかり点を取って楽になりたいという気持ちがあるとまずい。最後の最後まで気持ちをピンと張り詰めていてほしい。これはチームにもサポにも言えること。
そういえば主軸が欠けているという点も共通している。セレッソはブルーノが出られない。FC東京は加地、ササが出場停止の上に石川、ルーカスを怪我で欠く。セレッソでいうとゼ・カルロスと西澤と久藤と黒部が一度に抜けた感じだろうか。
ただ売り物の守備陣、茂庭、ジャーン、今野といった辺りは健在。報知辺りが飛ばし記事書いていたようだが、どうも無事らしい。
一方のセレッソは一人とはいえ売り物の守備の中核を担っていた選手の欠場。影響はいかばかりか。ベテラン柳本の経験を信じたい。
後気になる事といえば、4バックのチームに押されると守備ラインが下がりすぎてしまうこと。ボールはゴールから遠いほど良いわけで、ベタ引きはあまりオススメ出来ない。最低限カウンター要員を見せればそれが抑止力になるのだから、苦しくても守備はシステマチックに。
要注意人物はやはり前述の3選手ということになろうか。特に今野はリンクマン、ここを森島、古橋、ファビーニョ、下村のブロックで封じられれば…。
自力がまったく無いというわけではないが、最近のセレッソはついているような気がする。首位のチームがもたついたり、当たるチームの主力が抜けたり、バー、ポスト直撃で失点を免れたり、相手がとんでもないミスをしたり…。ここまで来ると何か見えない力が働いているような気さえする。今回も一週間という時間が、ブルーノのいない守備陣の確認と前田の復帰、連戦の疲労回復をもたらしてくれた。当日の天気も寒さこそ有るものの晴れ間が見えるようだし、何より4万人のサポーターが後押しをする。この好機を逃すまい。
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