1/09/2006

有りそうで無いような週末。

 家内と二人で自転車でお出かけ。絵に描いたような郊外の街。寒風をおでこにうけながら進む。まだ少し田んぼが残っているのが、意味も無く嬉しい。

 とりあえず本屋好きの二人なので、古書店に。

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 最初「古書店」と聞いて、古ぼけた店の中に雑然と詰まれた、海のものとも山のものともつかぬ本の山と、その中に溶け込むような老店主を想像していたのだけれど、今は古書店も様変わりしているようで、やたらと清潔で、広かった。僅かに残った紙とインクと埃の匂いだけが、このやたらとデカイ建物を古書店たらしめていた。居心地の良さは相変らずだったけれど、いろいろ変わるものなのだな。歳はとってみるものだ。


 それから、家電量販店に行って、服屋に行って、一通り買い物を済ませると、すっかり日が暮れていた。

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 最近はやたらと日暮れが早い。昼と夜がバトンタッチするその瞬間が好きな私としては、少し寂しい。


 こうして我が家のなんでもない日々は過ぎていく。でも「なんでもない」ってことは、本当はものすごい事なんだって知っているので、とても嬉しい。何度も輪廻が出来るなら、一回くらいは波乱に満ちた人生ってのを味わってもいいかななんて思うけれど、人生は多分一回きりなんで、これでいい。


 来週には、もう少し何か動きが有ると思う。それがチームにどういう変化をもたらすのか、注目している。

  

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