11/03/2011
75mmの憂鬱。
最近街撮りといったら、もっぱらAF-S NIKKOR 50mm f/1.8Gだ。ニコンDXフォーマットなら標準の単焦点レンズは35mm、今ならAF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8Gか、馬鹿でかいAF-S NIKKOR 35mm f/1.4Gが正解なんだと思う。でも俺は50mm(35mm換算で75mm)という、この焦点距離がとてもしっくり来る。
理由はよくわからない。街撮りでも少しコツがいるし、室内なら長い事この上ない。例えるなら物干し竿を持って茶室に入ろうとしているようなもので、食べ物を撮る時など四苦八苦する。それでもなぜだかとても心地よいのだ。
ひょっとしたら、俺とこのレンズはよく似ているのかも知れない。普通の人よりも少し前を行きたい、人の心の中まで覗きたいと考えているくせに、自分がふところに入られるととても気恥ずかしくて、まともではいられないんだ。
そうした欲求と、このレンズは相性がいいのかもな。コイツといっしょだったら、相手が誰だって、素晴らしいポートレートが撮れると思う。少なくとも、フリーペーパーのカメラマンさんよりはマシだよ。
髪の毛の1本さえ愛おしいほど、写し込んでやる。
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