5/21/2009

J2 第16節 熊本0VS3C大阪 奪還。

後半30分 マルチネス(C大阪)
後半32分 西澤 明訓(C大阪)
後半38分 オウンゴ-ル(C大阪)



いるべき場所に戻ってきた。ようやっと戻ってきた。苦しい時間帯もチーム全体で我慢し、反撃の機会をキッチリモノにしたセレッソは、5/2以来の首位に立った。もう逃さないようにしないと…。


スタメン、リザーブは前節と変わらず。

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試合開始時


同じメンバーで中二日ということもあり、前半は運動量もやや少なく、らしくない状態だった。香川、乾、小松で得意のショートカウンターの形にまでするのだけれど、ラストの一歩前のプレーが粗く、シュートシーンまで持っていけなかった。スカパーの集計によると前半のシュートは僅かに3本だったらしい。ポゼッションも悪くは無かったのだけれど、焦燥感を感じる状態だった。

その中で光るプレーを見せたのはダブルボランチの二人、特に黒木の動きが良い。攻撃の際は左右に自在にパスを散らす。守備でも誰よりも動き、チームのバランスを保っていた。前半熊本に唯一あった決定機をしのいだのは黒木の捨て身のブロックだった。与えられた役割をほぼ完全にこなした。マルチネスはもうあのレベルが「当たり前」と思われることがすごい。攻撃の第一歩になるパスワークは特筆モノで、前線に、早く精度の高いボールを供給していた。

対する熊本もモチベーションが高く、小松のマークについた河端、かつてのチームメイト福王を中心に人数と運動量でセレッソを苦しめていた。前半に関しては五分五分の印象。


後半、さすがに運動量が落ちてくると思ったのだが、熊本は戦意旺盛、相変わらず粘りの守備を見せる。乾と小松は相当イラついていただろう。勿論、レヴィー・クルピも。らしくない二人同時交代でチームを鼓舞する。ガス欠気味の平島は酒本、好機を生かせなかった小松には西澤。

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後半27分


この勝ちにこだわる強い意志と、マルチネスのテクニックが、これまで難攻不落だった熊本の守備に穴を開けた。ゴール前に華麗に侵入すると最後は得意の左足でゴールを奪う。

1点リードを奪えば、熊本の戦意は落ちる。2点目は乾らが崩して崩して、西澤。攻撃陣ほぼ全員が彼のもとに駆け寄り、祝福の抱擁。これでチームが一つになる。ついには香川のプレスが福王のミスを呼び3点目、試合が決した。あとは失点を抑えるだけ、江添を入れて羽田を一列上げ、守備固め。

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後半40分


終わってみればほぼ望んでいた通りの結果に終わったセレッソだが、個人的には不満が無いわけではない。主審の大西氏のジャッジングが不安定で、一つ間違えれば水戸戦と同じような流れになる危険があった。同点のシーンで遅延行為のカードを出すなど、とにかくエキセントリックだった。それでも勝てたのは、セレッソというチームがたくましくなった証拠なのだろうか。また三日後には福岡戦だ、第1クールを勝利で締めくくろう。

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