20日のJ1第29節、セレッソ大阪対FC東京戦(at キンチョウスタジアム)にはアイドリング!!!のメンバー、大川藍さん、倉田瑠夏さん、伊藤祐奈さん、石田佳蓮さんがやってくる。多分、彼女たち目当てで来る人も少なからずいると思う。
そういう方たちにこそ、試合前やハーフタイムのショー以外の部分(本来はこちらが本編なのだけれど)例えばサッカーというもの、それにまつわる様々なイベントについて触れてほしい。そうして何かしらのよい化学反応が起こればいいなと期待している。
#idolingとタグを入れたのも、アイドリング!!!側の人たちにメッセージを送りたいから。日頃このブログを見ている方にはまどろっこしい書き方をしてしまうが、ご勘弁してほしい。
さて、普通、サッカーの最新情報を得るためにはどうするか?たいていはサッカー専門誌やそちら系のポータルサイト、ニュースサイト、チームのホームページを見るだろう。
逆にいうと、そうした専門のメディアや、ブログみたいなもの以外にはサッカーの情報はほとんど載っていない。代表がかろうじて取り上げられるかな?程度。
こんな状態が長く続くとファンが固着化してしまい、パイは小さくなるばかりだ。いわゆる内輪ばかりになって、閉鎖的になる。
一見さんが来てもそういう輪ができているとなかなか入りづらい。入場料収入がイコールクラブの財政そのまま、というわけではないけれど、少なくともチームが強くなる可能性は少なくなる。
この状態を打破するためには、この内輪の外に情報を拡散させないといけない。サッカー専門誌ではなく一般紙に、スポーツチャンネルではなくバラエティやニュース番組に、外に外にという力を弱めてはいけない。その意味で、今回のアイドリング!!!とのコラボレーションは、経緯こそ特殊であれ、とても大事で、意義のあることだ。
国内サッカーに限らず、マイナーと思われているジャンルがメジャーになるためには、マニアックな、先進的な人達だけのものである「それ」を、違った形で、違った層にアピールし、それに成功しなければいけない。このアプローチの変更無しには超えられない溝を「キャズム」という。
固定化した客層にだけ深く切り込んでいく、そんなアプローチのやり方を変えるチャンスが、キャズムを超えるきっかけが、ようやっとやってきた。サポーターと自称する皆には、それをよく知って、異文化に触れてみよう。
実はこういうアプローチは初めてではない。スタジアムでウエディングを行い、ハーフタイムには当時まだブレイク前のゴスペラーズがラブソングを歌ったことがあるし、某男性アイドルグルーブが応援に駆けつけてくれたこともあった。
しかし、これがイマイチ上手くいかなかった。
アイドルの追っかけの子たち(多くは若い女性だった)は、試合など目もくれず、マナーなど糞食らえという風で、一番安いゴール裏のチケットで入場し、堂々とアイドルが一番よく見える高い席へと「侵入」していった。一人や二人なら警備員が止めただろうが、十人二十人ではきかない数だった。悲劇というか、喜劇というか…。
しかしこれは、彼女達ばかりに否があったわけではない。アイドルの子たちが見やすい席はどこか、最低限守らなければいけないマナーは何か、伝えきれなかったことも問題だった。
今回は、そんな手抜かりは無いと思う。後は、日頃無い「何か」「誰か」にどう触れ合うか。そうして面白い出来事でもあれば、様々なメディアに取り上げられるチャンスだ(アクシデントは勘弁して欲しいが)
その意味では、セレッソとサポーターにとっての勝負は、試合前から始まっているのかもしれないな。ちょっと頑張ってみるか。
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