10/17/2012

ケンペスって友達とケンペスって選手と。 #cerezo

俺の友達にケンペスというブラジル人がいる。まあ、Facebookでの友達なんだけど。

あいつ、子ぼんのうでね。たまに投稿があったなと思ったら、ほとんど子どもや家族との写真なんだ。 ニコニコ笑っててさ、ああ、人がいいんだろうな、優しいんだろうなって、言葉はわからなくたって簡単に理解できた。

ケンペスの仕事はサッカー選手、ゴールを奪うこと。仕事で大阪に来てて、たまたま大好きなセレッソ大阪でサッカーしていた。




子供っぽい、両手を広げるパフォーマンスは、多分我が子がよくしている好きなポーズなんだろうな。二人で同じかっこしてる写真があった。


セレッソがケンペスに求めた仕事と、ケンペスが出来る仕事には、微妙な食い違いがあった。ボックスの中で競り合って、ピンポイントでゴールにボールを流し込むスキルはすごく高い。けれど、ボールを長時間保持するとか、受けたボールを上手く散らすってのは苦手だった。


ここまで7ゴールというのは、確かに多くはないけれど、無茶苦茶少ないわけでもない。ただそれ以外の部分での貢献を査定されたのだろうな。


セレッソのサポーターとすれば、ファンセやアドリアーノ、バロンみたいにガンガン点がとれる選手の方がいいに決まっている。

でも、一人の人間として、ケンペスと別れるのは、すごく寂しい。何千万ものお金が動く話で、融通なんてきくはずはないけど、せめて一シーズン通して見たかったし、ともに戦いたかった。


ケンペス、ありがとう。短い間だったけれど、ケンペスは間違いなく桜の戦士の一員であったよ。今度は2014年のブラジルワールドカップで会おう。待っていてくれよ。


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