12/02/2012

「セレッソの日。」嵐の過ぎたあと。 #cerezo #photo


西川君の顔が、ようやくほころんだ。


今日の長居は穏やかな曇天。昨日この場所をおおっていた殺伐とした空気は霧散していて、子供の歓声が響いていた。ファン感謝祭、「セレッソの日。」

こういう穏やかな日もいいものだ。シンプリシオなんかざっくぅをいたく気に入っていたようで、ぷるぷるとからだを振るわしているさまを大笑いで見ていた。こんな顔見たことなかったから、よかったな。



ただ、まだ歩くのに不自由、という感じだった選手も何人かいた。戦いの傷跡は、まだはっきりと残っている。

セレッソを救った横山には、引き分け試合としては特例の三菱電機賞が送られた。


後ろの選手もいい笑顔。特にまとぅいさん。


選手参加の玉入れ、マテルさんは玉入れ初体験。


白組になぜか投擲を繰り返すまとぅいさん。 ははは。


Kさん企画の選手とファン合同のエキシビジョンマッチ。みな楽しそう。山下の半ケツ画像は割愛。

選手もスタッフもファンも笑顔。そんな日になって、よかった。


昨日の試合、俺はトラックまで降りてフラッグシンフォニーに参加していた。サポーターでも何かできることをと、フラッグシンフォニーを取り仕切っているGさんのお誘いに乗って。

間近で見る戦場。あと数分もすれば激闘が始まるピッチのすぐ近くで、無心で歌い、旗を振った。高校の大先輩、トミーズ雅さんの「見せましょう、大阪の底力を!見せましょう、セレッソの底力を!」という言葉、涙が出そうになるのを、グッとこらえて聞いた。


ピッチレベルから見るスタンドは、さながら壁のようで、大きな坩堝の底に落ちたのかと錯覚するほど。昨日はここが桜色に染まっていて、大歓声は雨のように、俺の頭の上から降りそそいできた。

選手は歓声が聞こえないというのは、集中している時のことだろう。あれだけの「雨」に気づかない人はいない。

そんなものすごい坩堝の底で、セレッソは頑張った、生き残った。ほんの20時間ほど前の出来事なのに、今は遠い過去のようだ。がらんどうになったスタンドを見て、本当にあったことだったっけと、未だに夢うつつ。


レヴィーは、タイトルが狙えるチームにすると宣言し、クラブもそれを支持するように補強に動いている。ガンバの倉田や鹿島の新井場という名前が出ているが、どうなんだろう。それはまたの機会に話そう。


また2週間後には、天皇杯という新しいタイトルへの戦いが始まる。今度こそ、何かを成し遂げてみたい。できれば、今年一年戦った選手とともに。


0 件のコメント :

コメントを投稿