8/12/2014

フォルラン、そんなこと気にするな。 #cerezo #photo #diary

この前のFC東京戦、ディエゴ・フォルランは後半21分に永井龍と交代、ピッチを後にした。誰よりも多くシュートを放ち、マルコ・ペッツァイオリ監督の志向するスピーディーな攻め、ゴールに直結する攻撃を自分なりに実践しようとする気概は、ピッチの誰よりも強かったと思う。それだけに最初の交代枠を自分に使われたことは本意ではなかったろう。


そうして、ピッチを後にしたフォルランは、悔しさのあまりベンチ脇のペットボトルを蹴りあげた。それが「不適切な行為」だったと公式サイトで取り上げられ、謝罪のコメントまで記載されている。ルール上は「乱暴な行為」として退場の対象にもなるらしいけれど、妙にモヤモヤとしている。

これは俺自身の感覚で、万人に通じるものではないとは思うけれど、あまりに潔癖すぎる話ではないかと思う。


確かにフォルランがした行為自体はお世辞にも「美しい」とは言いがたい。けれど、ペットボトルは誰に向かって蹴り上げられたものではないし、試合を見ていればそこまでにフォルランがどれだけ奮戦していたかも理解できるはずだ。心情を察する、というメンタルを持っている日本人として、無念だったという感情を推し量れないかと疑問に感じる。

スタジアムにいると、スタンドで「不適切な行為」をしている連中(あえて連中と書く)はごまんといる。口汚いヤジを特定の選手にだけ発し続ける人もいるし、スタジアムマナーに引っかかりそうな人もいる。

それは確かにチケット代を払っている人間と、それを糧にプレーをしている人間の違いはあるけれど、天秤にかければスタンドにいる連中のそれの方がはるかに不快だ。もっと言うと、史上最攻とぶちあげて、フォルランに6億、カカウに3.5億払って、挙句残留争いに巻き込まれているクラブの状態のほうがずっと苛立ちを感じる。どっちが謝罪するべきなのか、サポーターにでもアンケートをとればいい。それで強化部なり社長なりが頭を下げるんだろうか。


まあ、この件は終わりにして、さっさと切り替えて、前に向かって進んでいこうか。


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