8/26/2014

マルコ・ペッツァイオリが見つけた「負けない方法」 #cerezo #photo #diary

川崎戦の後半から広島戦を経て、次節は火曜の神戸戦となる。

ここ10試合勝てていないセレッソだけれども、マルコ・ペッツァイオリの中では明確な「負けない方法」が見つかりつつある。


それはこんなシンプルなものだ。
  • 相手のDFラインは、同数か一人少ない人数(3バックは2人、4バックは4人)でプレスをかける
  • 中盤は同数+扇原貴宏の編成を組む
例えば川崎戦の後半はこうだった。


それから広島戦、彼らが4-1-5にするとこんなシステムを組んだ。


相手の前線が不用意にラインを上げられないように仕向け、中盤もシンプルにマンマーク、これだと選手の出足もいい。守備から攻撃にうつる瞬間には扇原がフリーになる確率が高いから、展開を早く進められる。


ハイプレスと扇原の左足から繰り出される正確な長いボールが、ペッツァイオリセレッソの生命線。それを明確に打ち出したかっこうだ。

そうして、今日火曜午後の練習と、木曜日の練習が非公開になった。これは神戸のシステムを考えた上でのアクションだろう。

神戸が今年スタンダードとして取り入れているのは4-4-1-1、または4-2-3-1のシステムだ。これをセレッソの約束事に当てはめるとこんな形になる。


マルコ・ペッツァイオリが当初導入した4-1-2-3こそ、4-2-3-1や4-4-2を取り入れた相手に最も与し易いシステムなのだ。

しかし、このシステムを導入した当初のセレッソは勝てなかった。2分3敗、4-4-2をベースにしている新潟にもアウェーで1-0と辛酸を嘗めた。


だからこそ、神戸戦ではこの4-1-2-3をブラッシュアップし、4-4-2、4-4-1-1を志向するチームに対しても戦えることを再確認させたいのだろう。

この試合に勝てれば、得点を奪えれば、何かが変わると信じよう。土曜日の夜9時まで長い時間があるけれども、そこを超えればまた違った展望が見えてくるはずだ。


アウェー名古屋戦以来のリーグ戦勝利のために。

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