5/24/2006

最低の「代表」。

 世代的にそうなのか、アナーキズムのカタマリの様な高校で3年間を過したからなのか、政治というものにはあまり興味の無い日々を過してきたのだけれど、ちょっと気になった話が二つ有ったので書いてみたい。


 一つ目は月曜のニュース23で流れていた特集の話。小泉政権がどの様にメディアをコントロールしたのかという事を、総選挙の際にメディア戦略を担当した世耕議員のコメントを織り交ぜながら紹介していた。

 その中で「新しいメディア」としてのブログ、それらを運営しているブロガー達をどのように扱うのか、という部分が有った。

 結論から言うと、自民党はブロガー達を積極的に取り込む方法を選択した。どの政党よりも早くブログの重要性を感じとり、ブロガーを集めて懇談会を開くなどして、彼等との接点を作っていた。

 しかしこの話のキモは懇談会に呼んだブロガーの選定。この会合にはブロガーと聞いてすぐに思い浮かべるような有名どころは殆ど選ばれていない。テレビでは2人のブロガーが紹介されていたけれど、1人は一日のアクセス数が600人/日程度しかなかった。中堅以上のサッカーブログならこれくらいのヒット数は普通に稼いでいると思う。

 だがこの2人、「現実世界」でも一企業の社長だったり、それなりのステータスを持っている。何のことは無い、彼等はブロガーとしての宣伝能力プラス、実社会での影響力を買われて招待されたのだ。ブログはそういった人物選定の切り口となったに過ぎない。選挙戦に専属のブロガーが帯同し、州大会事に演説の様子を発信しているアメリカとはまだまだ開きが有るのだと感じた番組だった。


 もう一つはサッカーと政治について。2ちゃんでも話題になっていたのでご存知の方も多いかと思うけれど、今代表が合宿をしている福島のJビレッジに、超党派の国会議員によるサッカーチーム18名が乱入したという話。

href="http://www.zakzak.co.jp/top/2006_05/t2006052003.html"
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逢沢ジャパンに大ブーイング…代表合宿地で親善試合

「日程のゴリ押し」「自分たちだけズルイ」

 自民党の逢沢一郎衆院議員率いる国会議員18人のサッカーチームが19日、サッカー日本代表が合宿中の福島・Jヴィレッジで海外特派員と親善試合を行った。同時に代表の練習を視察したが、関係者やサポーターからは、「日程のゴリ押しだ」「権力を使って自分たちばっかりずるい」とブーイングが上がっている。“逢沢ジャパン”の実力は-。


 もともと東京、西が丘で行う予定だった試合を急遽「代表に会いたい」「ジーコに会いたい」という理由だけでJビレッジで開催するという、これだけでも噴飯ものの話なのだけれど、その為に平気で権力を行使する「センセイ」方にはただただ呆
れるばかり。議員のリストが出たらすぐ張り出そうと思っていたのだけれど、ようやく判ったので転載しておこうと思う。

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【もうひとつの“日本代表”】(50音順)


〈衆院議員〉
逢沢 一郎 自民
市村浩一郎 民主
玄葉光一郎 民主
小野寺五典 自民
坂本 剛二 自民
篠田 陽介 自民
富田 茂之 公明
鈴木 馨祐 自民
高木  毅 自民
武正 公一 民主
谷口 和史 公明
中野 正志 自民
牧原 秀樹 自民
三谷 光男 民主
吉野 正芳 自民

〈参院議員〉
藤末 健三 民主
松下 新平 無所属


 これを見てどう感じるかは見た人達の主観に任せますが、私なら、もう票は入れません。これって普通の感覚じゃないですか?


 

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