得点者
前半28分 ドゥトラ(鹿島)
後半18分 興梠 慎三(鹿島・PK)
後半25分 柴崎 岳(鹿島)
後半18分に興梠のPKが決まった瞬間、ソアレスは攻守のリンクマンとして機能していたシンプリシオを下げた。それを見た時、俺はぼうっと
あ、これは「ほかす」んだな。
と思っていた。「ほかす」とは、関西弁で「捨てる」という意味、雑にポイと捨てるような感覚の言葉だ。
それは、面と向かって聞いたって「違う」と言うだろう。でも、どう見たってそうだ。そして、その判断を、俺は支持する。あと25分で4点とらなければいけないカップ戦の試合に注力して、残留争いをしているリーグ戦をおろそかにするのは、少し愚直すぎる。
その後の交代策にしても、ダービーでボランチ出場が予想される横山、ケンペスとスタメンを競り合っている播戸を使った。結果は別として、それも悪くない。
試合内容は、本当に酷かった。札幌戦で有頂天になった気持ちに冷水を浴びせられたような感じだ。
守備は後手後手で、防ぐのが精一杯。攻めて奪うディフェンスなど、ついぞ見られなかったし。攻撃にしたってバリエーションがない。
そもそも鹿島の選手と五分以上の仕掛けができる選手がシンプリシオと柿谷しかいなくて、シンプリシオはガツガツと攻守に動きまわるでもなく、勘所に最低限の運動量で移動し続けるタイプのプレーしか(今のところ)していない。吉野と村田は可能性を持ったプレーヤーだけれど、あまりに経験値が少なすぎる。
いかに相手が(もう苦手になってしまった)鹿島とはいえ、一度も流れを掴めないまま敗れれば、溜飲を下げるのは容易では無い。けれど、あえてもう一度書く。試合を捨て、ダービーに全力を向けるというソアレスの意思を、俺は支持する。
その代わりではないが、ここまでして向かえるダービーに、負けは許されない。それは絶対だ。
ダービーに勝てば、全てがうまくいくというわけではないけれど、勝たなければ何もかも悪い流れのまま進むのは事実だ。何より擁護するものが誰もいなくなって、ソアレス自身の立場が危ういものになるだろう。だからこその今日なのだろう?
土曜日の夜、歓喜が待っていることを、ひたすらに願う。
仕事の都合で基本的に水曜日の試合しか行けない者です。
返信削除なのでナビスコ杯のホームゲームは何があっても行くと決めていました。
先日の試合「ほかした」のなら非常に残念です。
延長でもPK戦でも勝てば、もう1回(私が)長居に行けたのに…。
ナビスコ杯とらなきゃ、もうとれるタイトルはないぞ。くらいの試合を見たかった。
試合中はダービーとか、残留とか考えてませんでしたよ。
そりゃそっちの方が大事でしょうけど。
次行けるのは、10月10日天皇杯3回戦かなぁ?